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びねぇ、とっても迷惑な遊びだよ、これは」
 二人の全身をライトで照らしながら、警備員が問いつめる。
「身体中がウンチまみれじゃないか。しずくもポタポタ垂れてるし」
「オシッコも、浴びてるから…」
「全身ウンチとオシッコまみれで、グラウンドを歩くのが、この頃の女子高生の遊びなのかい?」
 汚物まみれだといえ、二人の全裸の女の子たちを目の当りにして、警備員も興奮してきた。
「分かってるよね、私の対応次第で、君たちを退学にさせる事もできるんだよ。なんならここで通報しようか?」
 すこし脅してみる。少女たちのウンチのニオイだと考えると、立ちこめている悪臭も、何だかウットリする媚薬のようだ。
「それは、困ります。何でもしますから」
 ブルブルふるえながら、千夏が泣きそうな声で言う。
「そうか。じゃあ、なんだな。とりあえず今日は、記念写真だけでゆるしてやろう。そんなにウンチまみれだと、触るのもイヤだしな」
 警備員は、携帯電話のレンズを向けた。
「君たちは、変態なんだろ。変態露出狂なんだろ?オジサンもそれくらい分かるんだよ」
 警備員はニヤニヤしながら、二人にカメラのレンズを向ける。
「ほら、もうこんな事をしないって、約束するかい?証拠写真を撮っておくから」
 カシャ、カシャッ、とシャッター音が響く。フラッシュに照らされ、頭のスイッチが入った真理子が、叫ぶように言った。
「そう、変態なんです。私は、ウンチまみれの身体をみんなに見てもらいたい変態なの。オジサン、どんどん撮って」
 真理子はグラウンドに寝転ぶと、あらわなポーズで警備員を挑発し始めた。
(真理子…)
 千夏も思わずしゃがみこみ、真理子と口づけをかわす。
「いいねぇ。ウンチまみれのお嬢さんたちのレズシーンか。高く売れそうだ」
 あざ笑うように警備員が言う。
「売るのは、イヤッ…」
「こんなにウンチまみれなら、顔だって分からないし大丈夫さ。ほら、もっとイヤらしいポーズになってみろよ」
 思わぬ人物の乱入で、とんでもないことになってしまった二人の遊び。だがしかし、それさえも、二人には想定内の事だったのかもしれない。変態撮影会は真夜中を過ぎても続くのだった。