(うそっ、これはどういうことなの)
目が覚めた寧々は、呆然とした。両手が後ろで、きつく縛られている。それに両足も、ひざの辺りと足首が、赤いロープで固定されていた。
「寧々、起きたみたいだね」
縛られて、ソファーに横たわった寧々の目の前に、タカシが姿を見せた。
「これ、どういうことなの?早くほどいてよ」
混乱した頭のままで、寧々はタカシを問いつめた。
「ふふっ、ちょっと寧々をいじめてみたくなったんだ。これから寧々の恥ずかしい所を、いっぱい見てあげるよ」
タカシは笑いながらそう言うと、寧々に近づいてきた。
寧々とタカシは、大学の、音楽サークル仲間だ。二人は同じバンドのメンバーで、タカシはギター、寧々はボーカル担当だった。二人はとても仲がよく、お互いの部屋に遊びに行くこともあった。ただ、つきあっているという自覚は、寧々にはなかった。
今日も、バンド練習の帰りに食事をした後、寧々はタカシの家に寄り道したのだ。そこで、お茶を出されて飲んだとたんに、眠くなったところまでは、記憶にある。寧々は、部屋のソファーで横になると、そのまま眠りこんだのだった。
「ううっ、いやぁ。タカシ、はやくほどいてっ」
身体を揺すりながら叫び声を上げる寧々のそばに、タカシはそっと腰をおろした。
「怒っている寧々も、とってもかわいいな。でもこれから寧々は、恥ずかしいことをされるんだよ。たくさん調教してあげるから」
タカシは、今まで見せたことのないような妖しい表情を浮かべながら、寧々のブラウスのボタンに手をかけた。そして、ひとつひとつ、ボタンを外していく。外し終わると、がばっとそれを、左右に開け広げた。
「タカシっ、やめて…」
寧々は身体を左右に揺らして、タカシの手から逃れようとしたが、タカシは寧々の身体にのしかかり、全身を押さえつけた。
「かわいいブラジャーしてるんだね。でも僕は、寧々のおっぱいが、早く見たいんだ」
タカシはブラジャーをぐいっと下にずらした。寧々の、二つの乳房があらわになった。
「きれいな、おっぱいだ。ずっと、触ってみたかったんだよ」
そう言いながら、タカシは両手で、寧々の乳房をなで回していく。そして、二つの乳首に手を触れた。
「乳首もおいしそうだ、ピンク色で…。いつも、ここを触ってオナニーしてるんだろ?こんな風に」
タカシは、両手の指先を、ゆっくりと寧々の乳首にすべらせる。
「いやぁ、タカシ、やめて…」
寧々はタカシの陵辱に、身をよじらせて抵抗した。暴れる寧々の身体を、タカシはしっかり押さえつけながら、寧々の乳房に愛撫を加えた。