首輪を作る

 ここでは、一般的な形の革製の首輪を自作してみようと思います。

 道具と材料は、すべて東急ハンズのレザークラフトコーナーで入手しました。革以外は全部、SEIWAというブランドです。全部揃えた時の金額は6,000円弱ぐらいです。

道具


マレット(木槌タイコ) SEIWA
ミニゴム板 正方形 SEIWA


ハトメ抜特選 8号(2.4ミリ)SEIWA
ハトメ抜特選 15号(4.5ミリ)SEIWA
カシメ打棒[大]SEIWA
打台(丸)SEIWA
大カシメ 両面足長 9×10ミリ SEIWA

材料


革ステッチテープ赤、幅2センチ、長さ70センチ程度
クダ尾錠 KB-4 内径 21ミリ SEIWA
Dカン DK-5 内径 21ミリ SEIWA
小カン K-4 内径 21ミリ SEIWA

穴の開け方

ゴム板の上に革を乗せ、穴を開けたい場所にハトメ抜を当てて、木槌で叩いて開けます。

カシメの止め方

カシメで止めたい場所に、ハトメ抜特選8号で穴を開け、足が長い方のカシメを、革の裏からその穴に入れて、打台の上に乗せ、上のカシメを入れ、カシメ打棒をあてがい、木槌で上から慎重に叩いて止めます。打ち込む力の方向が傾いていると、斜めになったまま入ってしまったりするので、多少の慎重さが必要です。

作り方の簡単な流れ

一般的な首輪の形を参考にして作り始めます。


穴あけ加工のイメージ的には、このような感じです(長さはもっと長いですが)。

6.5センチ程度折り曲げて、クダ尾錠を挟んで、ピンを通す穴を開ける場所を確認します。
クダ尾錠のピンが通るような細長い穴を開けます。15号のハトメ抜で開けた穴をカッターで切って繋げるようにするといいと思います。(やや高いですが、細長い穴が開けられる工具もあります。)
クダ尾錠と小カンを挟み、8号のハトメ抜でカシメ用の穴を開けてから、大カシメで止めます。小カンのつなぎめが隠れるような向きで挟む事に注意して下さい。
Dカンを挟んで、最初のカシメから2.5センチ程度離れた場所を、大カシメで止めます。
クダ尾錠ピンが通る穴(いわゆるベルトの穴)を、15号のハトメ抜で5つ開けます。穴の位置や間隔は個人差がありますので、手持ちの首輪なども参考しながら、十分に検討して下さい。サイズ固定なら1個でもいいと思いますが、やはり5個ぐらい開けた方が、首輪らしい見た目になると思います。
端を斜めにカットして、できあがりです。基本的な首輪の形が分かっていて、道具と材料が揃えば、製作自体はそれほど難しくはないと思います。
今回は、穴の場所などは作りながら直接適当に決めて開けていきましたが、事前にきちんとした型紙を作ったりするのも良いかと思います。
 また、カシメは打って締め付けるタイプの他に、ペンチみたいな器具で締め付けるタイプもありますので、打ち込む音を出したくない場合、そういう物を研究して使うのも良いかと思います。穴をあける道具にも、そういうタイプがあります。

完成写真




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