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ルームメイト
東京の女子大に入学した泉は女子寮に入った。
割り当てられた寮の部屋に行ってみると、そこには先客がいた。手足がない女の子が、ベッドにごろんと横たわっていたのだ。
「あっ、あなたは?」
泉が驚いて声を上げると、その子はこちらを向いて微笑んだ。
「こんにちは、今日からルームメイトになる四年生の美咲よ、どうぞよろしく」
「泉です。こちらこそ、よろしく……、お願いします……。先輩……、なんですか?」
「そうよ、新入生から選ばれたコが、私の世話係をやってもらうの、この学校ではね」
「お世話……、ですか」
「そう、身の回りのことや、教室移動、ご飯やおトイレもね。だって私、一人じゃ何にもできないでしょ」
美咲は笑いながら言った。
「はい……」
「じゃあ、さっそくで悪いんだけど、ちょっとオシッコしたくなってきちゃった。お願い、泉ちゃん」
「えっ、はい。どうすれば……」
「簡単よ、スカートとパンツを脱がせてから抱っこして、おトイレの上に乗せてくれればいいの」
「はっ、はい……」
泉はベッドに横たわっている美咲の下半身を裸にすると、抱きかかえた。頭と胴体だけなので、思っていたほど重くはなかったが、もちろんこんなことは初めてで、脇汗が出てくる。
「落とさないでね、ふふふっ」
泉の顔を見つめる美咲は、とても美人だった。髪も黒髪ストレートで、いい匂いがする。
「はいっ、先輩」
泉は美咲を抱きかかえたまま、慎重にトイレの前まで運んだ。そしてドアを開けると、トイレの便座の上に乗せた。じょーっ、という音とともに、美咲が一気に放尿していく。
「はぁっ、スッキリしたっ」
じゃあおまんこ拭いてちょうだい、と、美咲は躊躇せず、泉に言った。
「はい、先輩……」
断ることもできないので、泉はトイレットペーパーで美咲のおまんこを拭いた。
(これじゃあまるで、介護じゃない……。どうして、私が……)
泉もじょじょに自分の立場を理解して辛くなってきた。
「ありがとう、泉ちゃん。じゃあまた、ベッドに戻してちょうだい」
手も足もない美咲が、泉に言う。
「はい、先輩……」
泉はまた、美咲をベッドに横たえた。
「最初は大変だと思うけど、すぐ慣れるわよ。それに私、頭はいいから、勉強のお手伝いもできると思うし、それに……」
美咲は思わせぶりに笑った。
一日が終わり、泉はヘトヘトな気分だった。女子大生というより、介護士になったみたいだ。
「今日は一日お疲れさま、泉ちゃん」
ベッドに横たわっている美咲が言う。
「い、いえ……」
「私からもお礼がしたいの。泉ちゃんのおまんこ、舐めさせて……」
「えっ、そんなこと……」
「遠慮しなくていいのよ。これは学校からも認められてることだから。私のお世話係になったら、私がそのコを気持ちよくしてあげなきゃいけないの」
「そうなんですか……」
「だからお願い、泉ちゃん、裸になって、私の顔の上にまたがってくれないかしら……」
じっと見つめられ、真剣にお願いされると、泉もおまんこが熱くなってきた。
「じゃあ、分かりました、先輩……」
泉は決心して服を脱いで裸になると、美咲の顔の上にひざ立ちでまたがった。
「そうよ、だんだん腰を落としてみて」
泉はゆっくりと、美咲の口におまんこを近づけた。美咲が舌を伸ばして、泉のオマンコをぺろっとひと舐めする。
「はうっ!」
初めての快感で、泉は思わず喘ぎ声を上げた。泉のおまんこを美咲はイヤらしく舐め上げ、やがて泉は腰を振りながら、おまんこ汁を溢れさせていく。
「んんっ、あふっつ!先輩っ、泉のおまんこ、スゴク気持ちいいですっ」
美咲はペロペロと泉のおまんこを舐め続け、やがて泉は、はうぅ、ああぁっん、と、切ない声を上げながらイッてしまったのだった。
「どうだった、泉ちゃん。疲れ、取れたかしら?」
はい、先輩、と言いながら、泉は美咲先輩の横に添い寝していく。
「すごく、感じちゃいました……」
可愛いコね、泉ちゃんがお世話係になってくれて良かったわ、と言いながら、美咲は泉の方に顔を近づけた。泉も美咲に吸い寄せられるように顔を近づけ、二人はゆっくりと、その唇を重ね合わせていく。
「今度は、先輩に、ご奉仕しますね」
熱いキスを交わし終わった泉はうっとりした顔になり、美咲の服を脱がせると、美咲の乳首から、だんだん下に舐め回していった。そして、胴体だけの身体にもしっかりとついている美咲のおまんこに舌を這わせていく。
「あぁっん!泉ちゃん、素敵よ」
美咲は手足のない身体をくねらせながら、喘ぎ声を上げていく。やがて美咲も、ドクドクとおまんこ汁をあふれさせながら、絶頂に達していたのだった……。
ある日の朝──。
「先輩、早くしないと授業遅れちゃいますよっ」
バタバタしながら泉が言う。
「ふふっ、おかしなコね。私はもう準備できてるわ。あとは、泉ちゃんに服を着せてもらって、歯を磨いてもらって、顔も洗ってもらって、お化粧もしてもらって、髪もとかしてもらって、車いすに乗せてもらって、教室まで連れて行ってもらえば」
「そっ、それはそうなんですけど……」
「そうそう、おトイレもさせて頂戴ね」
美咲はベッドの上で裸のまま横たわっている。昨日もまた二人は裸になって愛し合い、そのまま寝てしまったのだった。
そして、そんな生活が一か月も過ぎた頃には、美咲の言った通り、泉は美咲を世話することにもすっかり慣れてしまった。それに、美咲は他の学生たちからも慕われている存在だ。泉は美咲のお世話係であることが誇らしく思えるようになっていた。
例えばお風呂の時。女子寮なので大浴場があるのだが、もちろん美咲の身体は泉が洗ってあげる。
「あっ、美咲先輩よ」
他の学生たちが気づいて、羨ましそうな視線を送ってくる。泉はちょっと得意な気持ちになって、美咲専用のお風呂椅子に美咲を固定すると、美咲の身体を丁寧に洗っていくのだ。長くて美しい黒髪も、もちろんシャンプーしてあげる。美咲の肌は真っ白で、ツルツルしている。手も足もなく、まるで生きたオブジェに向き合うような気分で、泉は美咲の身体を清めていった。あらかた綺麗になると、今度は美咲を専用のお風呂ベッドに寝かせて、さらに泉は、美咲の下半身を洗っていく。下半身と言っても、腰から股間までしかないのだが、やはりその部分は汚れやすいので、しっかり洗っておかなければならない。
泉は美咲のおまんこを洗うと、うつ伏せにして、お尻の穴も丁寧に洗った。
「んんっ」
と美咲が小さく喘ぐ。
お風呂から上がると、泉は美咲の身体を拭いてやり、専用の車いすに乗せると、髪もしっかり乾かした。
寮の部屋に戻って少し休憩してから、泉は美咲に、授業の課題を助けてもらった。身体の事以外では、逆に泉は、美咲に頼りきりだ。姉のように甘えたくなる。
「お姉さま、今夜もお世話してよろしいでしょうか?」
ベッドに入ると、泉はMっぽい気分で、美咲に話しかけた。
「いいわよ、ふふふっ」
今では泉の方が、美咲のおまんこに夢中だ。泉はあらためて美咲を裸にすると、そばに寄り添い、美咲の身体を愛撫していく。やがて二人は舌を絡ませ、熱いキスをした。泉は美咲の上に覆いかぶさり、その身体を、乳首からだんだん下に、舐め上げていく。そして、
「ううん、うふんっ」
と可愛い声で喘ぐ美咲のおまんこを、泉は舐め始めた。
やがて美咲のおまんこ汁が溢れてくると、泉は美咲の身体を横向きにして、両足で挟みながら、自分のおまんこを美咲のそこに押しつけていく。いわゆる貝合わせの体位だ。
「はうっんっ、素敵よ泉ちゃんっ!」
二人はクリとクリをこすり合わせながら、妖しい快楽の海に浸っていった。二人のおまんこ汁が、くちゅくちゅと音を立てている。美咲はちょうど目の前にきた泉の足の指を舐め始めた。
「あぁんっ、先輩……、キモチいいっ」
美咲に足の指をペロペロ舐められながら、泉もどんどん高ぶっていく。やがて二人は一緒に声を揃え、
「うふんっ、あぁっんっ、イク、イッちゃうー!」
と、互いの腰をガクガク震わせながら、絶頂に達してしまったのだった。
ある日のこと、夕食を食べ終わって二人が部屋でくつろいでいると、美咲が言った。
「SMって知ってる?泉ちゃん」
「えっ?」
いきなりそんなことを言われて、泉は戸惑った。
「えすえむって、あの……」
(縛られたりする、あのSMのことだろうか……)
「そう、それよ」
頭の中を見られたような気がして、泉は顔を赤らめた。
「ドMなコが、ドSなコにイジめられたりする世界……」
「先輩、SMに興味があるんですか?」
「そう、一度イジめられてみたいの、泉ちゃんに」
またそんなことを突然言い出されて、泉は驚いた。
「私をイジめてみたいんじゃなくて、先輩がイジめられてみたいんですか……?」
「そうなの……。SMのお話を読んでても、いつもMの気分で興奮しちゃうから、実は私もMなんじゃないかなって思って……」
美咲は目線だけで操作できるノートパソコンを持っているので、ネットにも自由にアクセスできる。興味本位でそういうページを見ていたら、すっかりハマってしまったらしい。
「先輩をイジめるなんて、私、できません……」
モジモジしながら泉が言う。
「私だって、こんなことお願いするの、とても恥ずかしいわ。泉ちゃんだから、打ち明けられたのよ……」
美咲はいつになく真剣な顔つきで、泉の瞳を覗きこんだ。
その美しい顔を見て、泉も心を決めた。
「じゃ、じゃあ、しますけど、ちょっとだけですよ、先輩……」
泉は通販でSMの道具を買った。
そしてその一週間後、道具も届いたので、泉はとうとう、美咲をマゾ調教することになってしまったのだった。美咲は車椅子の上で裸になって固定され、姿見の前で自分の身体と向き合っている。手足がなく真っ白な、陶器のようなイヤらしい姿だ。
「今日は、じっくりイジめてね、泉ちゃん」
はい、先輩、と、泉はふるえる声で返事をした。どんなSMプレイがあるのかは、泉もそれなりに予習してきたつもりだ。
「じゃあ、亀甲縛りから、やってみます……」
泉は赤いロープを取り出すと、美咲の身体を縛り始めた。ネットでもよく見るようなSMっぽい縛り方で、胴体だけを縛るので、手足のない美咲の身体にも、縄がぴったりフィットする。美咲の身体に縄が巻きつくたびに、美咲は、あぁ、と、小さな吐息を上げる。股間にも縄が食いこみ、イヤらしい。
「できましたよ、先輩」
美咲は姿見に映る自分の姿を見て、うっとりとした顔になった。
「綺麗な縛り方ね……。おまんこに縄が当たって感じちゃうわ……。泉ちゃん、このままもっとイジめて頂戴……」
だんだん興奮してきたのか、美咲はドMな顔つきになってせがんでくる。こんな美咲の顔を見るのは、泉も初めてのことだ。
「じゃあ、先輩、いいんですねっ」
泉も少しずつSの気持ちが芽生えてきた。そして、プラスチックの洗濯バサミを手に取ると、挟みますよ、と声をかけ、美咲の乳首に洗濯バサミを挟んでしまった。
「はうっ!!」
さすがに想像と現実とは違うようで、美咲は強烈な乳首の痛みに襲われ、大きな悲鳴を上げた。
「大丈夫ですか先輩。外しましょうか?」
「いっ、いいのよ泉ちゃん。そのまま続けてっ……」
美咲が涙目になりながら言う。
「今日は思い切りイジめて、ドMにシツけて頂戴っ!」
これではどちらがSか分からないが、とにかくそうおねだりされたので、泉も、
「じゃあ、いいんですね」
と言いながら、もう片方の乳首にも洗濯バサミを挟んでしまった。
「はうぅっんっ!」
また美咲が悲鳴を上げて身体をのけぞらせ、とうとう涙をこぼし始める。
「変態女ですね、先輩。後輩におねだりしてイジめてもらうなんて……。もう泣いちゃうんですか?情けないですよっ」
わざとさげすむような言葉を掛けると、美咲もますますドMな気分になっていく。
「はっ、はい、ゴメンなさい、泉ちゃん。こんな変態な先輩に、たくさんお仕置きして下さいぃっ!」
赤いロープで縛られ、手も足もない真っ白な身体をくねらせながら、美咲はますますマゾのおねだりをしてしまうのだ。気分が盛り上がった泉は、とうとう10個以上の洗濯バサミを、美咲の身体中に挟んでしまった。美咲は、はうんっ、あわぁっ、と声を上げながら、涙を流している。
「先輩、自分からおねだりしたのに泣いちゃうなんて、まだまだ覚悟が足りないですよ。他の部屋に聞こえちゃうから、これくわえて下さいね」
泉は美咲にボールギャグをくわえさせた。それは、小さな穴がたくさん空いているピンポン球のようなもので、その球を貫くように、一本の細いベルトが通っている。球をくわえさせてから、ベルトを口の両端から頭の後ろに回して止めると、くわえたままで固定できる仕組みだ。息はできるがしゃべれなくなるという、SMでは割と定番の調教道具だ。ボールギャグをくわえさせられた美咲は、ふぅっ、はぅう、と、声にならない喘ぎを漏らしていく。泉はついでに鼻フックも引っかけて、先輩の顔を変態にしてしまった。
「ほらっ、先輩。よく見て下さいね」
そこには、豚のような顔で泣きながらヨダレや鼻水をだらだら流し、赤いロープで縛られ洗濯バサミを身体中に挟まれた、手足のない変態すぎるドMな女の子の姿が映っていたのだった……。
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