SMの先輩

僕のSM世界への目覚めというのは、高校時代に小さな本屋のエッチな棚で小さなSM雑誌を見つけた時から始まっているのですが、その後になぜかM女の方に感情移入してしまい、その結果として、上京してからは、女性を縛って調教する緊縛師の先生たちとの出会い、また一方では、男性を調教するS男性のご主人様たちとの出会いなど、他の方よりは広いジャンルでのSMの先輩方との出会いがあったように思います。しかし、思い出深いその先生方たちも、今は遠い世界に行ってしまった方がほとんどです。50歳の新年を迎えるにあたり、あの16歳(?)の時に初めて触れた生々しいSM雑誌、そして、その衝撃的な緊縛写真の縛りを手がけた濡木先生の気さくな姿、あるいは、ホモSMサロンで調教して頂いた優しいマスターの姿、などなどをあらためて思い出し、当時とは違って自分の秘めた思いや性的願望を気軽に発表できるようになったインターネット社会に感謝しつつ、また初心にかえって自分なりの変態世界をライフワークとして追求していきたいと思っています。

雑誌「SMマニア」について


1991年10月号
サイズがとても小さく(11cm×18cmぐらい)、小さな本屋でドキドキしながら買って、学生カバンにコッソリ忍ばせて持ち帰っていました。小さな本屋なせいか、放課後に学生服のままで買いに行っても、特に何も言われませんでした(当時は緩かったのもあるかもしれませんが笑)。SMに関するイラスト、小説、そして、高校生には衝撃だった、裸の女性が縄で縛られ吊るされているグラビア写真、などがぎっしりと詰まっていました(縛られたモデル女性の直筆アンケートにも興奮したりしていました)。当時のものは、今でも古本屋などで入手できます。

1987年7月号

1990年6月号

1991年2月号
SMマニア(SMペディアの解説)

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