江戸時代の触手系

 現代のエッチなアニメには、いわゆる”触手系”(タコの足みたいに長くてクネクネしたたくさんの触手が女体に絡みついてイヤラしい事をする)というジャンルがありますが、実はそれは伝統的なジャンルなのです。というのも、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎は、海辺で二匹のタコが全裸の女体に絡みついている『蛸と海女』という挿絵を描いているからです。大きなタコは触手を女体に絡ませ押さえつけながらアソコをチューチュー吸い、小さなタコは女性の首に触手を巻きつけながら口にキスしています。女性は目を閉じぎみにしてウットリした顔つきです。他にも同じ様なタイトルで浮世絵を描いている人もいるようです。こんな絵が流行するとは、江戸時代の人たちも相当マニアだったに違いありません。
 つまり触手系のルーツはすでに江戸時代にあるのですから、そういったジャンルのアニメで興奮する人がいても、少しもおかしくはないということです。遺伝かも知れません。春画を特集している本などを見れば載っていると思いますので、ぜひ見てみて下さい。
その絵のまわりには、「ずっと狙ってたけど、やっと捕まえたぞ、イヒヒ」、「クリをタップリと可愛がってやるからな」、「あぁ、もうどうにでもして…」、「今度はオレの番だぞ」みたいな、タコと女性とのエッチな会話文も、小さな文字でギッシリと書かれています。
とにかく気合いが入りまくってる一枚なのです。



ウィキペディアの蛸と海女のページにも、詳しく解説してあります。

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