ホーム鼻責め調教の部屋>オリジナルの器具について


オリジナルの器具について

 鼻責め器具を手軽に作ろうとするなら、針金を曲げて作る事になるのでしょう。また、市販の鼻フックに使われている金属製パーツも、そもそも鼻フックのパーツではなく何かの部品を流用しているはずですから、そういう部品を探して作る方法もあるでしょう。

 ただ、僕の場合は、シネマジックのビデオや、緊美研の映像、濡木氏の記事などで、黒と肌色のコントラストの映像に強い衝撃を受けたので、黒くコーティングされ、指で簡単に曲げられる手芸用針金を用いて、責め具を作る事に落ちついています。コーティングされていない針金だと、肌に食い込んで厳しい感じになりますが、そういう情景にはあまり興奮しないのです。だから、僕にとっての鼻責め器具は、鼻を痛めつけて責めるというよりも、鼻をじっくり広げる責め道具です。しかも、女性は縛られて、口や舌も責められて、乳房も洗濯バサミでイジメられているのが理想です。恥ずかしい部分もイジラレているかもしれません。つまり僕にとっての鼻責めとは、”身体の全てをジックリ調教する”というSM調教の、最後の仕上げとしての鼻責めなのだと思います。

 形はやはり、僕が感銘を受けたシネマジックのビデオや、濡木氏の記事、緊美研のビデオなどを参考にしています。特に、針金を巻きつけて絞り込み、バネのように見える部分、あそこがなぜか官能的で、自作にも取り入れています。あれは緊縛の縄の処理の仕方に通じるものがあります。
 あまり太いと細かい形ができず、また、細すぎても引っぱる力に耐えられませんから、太さの選定には試行錯誤しています。切り口の処理も、太い針金なら切り口にかぶせるキャップのパーツがあるのでそれをかぶせ、細い場合には切り口が肌に触れる側に来ないよう、注意しながら製作しています。
 固定するには黒いゴム紐を使っています。輪ゴムなどでもいいでしょうが、色を統一する意味もあります。これも、太さによって意外に感覚が違い、しっくり来る太さは限られています。

 鼻の穴を引っぱる方向は、上からと横からの二方向が好みです。将来的には、横からの責めはもう一つ増やしたいかもしれません。このへんは、耽美会の千葉氏の責めを見て思いました。
 上以外に横からも引っぱると、実はかなり引っぱっても見た目には鼻の穴がそんなにこちらを向かず、かえって物足りないというご意見を、どこかで見た事があります。実践してみると、なるほどそうだと感じます。二方向から責めた場合には、横からの引っぱり具合をうまく調節しないと、上から引っぱっただけの時に比べて、鼻の穴が丸見え状態にはなりにくく、むしろ見た目にはトーンダウンしているのかもしれません。ただ僕の場合は、鼻を二方向から責めているという状況に興奮しているので、映像的な仕上がりというものにはこだわらなくなりました。これは、鑑賞していた頃と、実践した時の、気持ちの入れる場所が違うせいでしょう。鼻の変形具合うんぬんより、自分の責め具を受け入れてくれる女性の存在すべてに興奮しているのです。今後はその部分も追求してみたいと思います。
 初期の物を含めると、自作の鼻責め器具をもう、数10個ぐらいは作ったかもしれません。自分の手で試行錯誤しながら、思い入れのあるマニアックな責め具を作る、これも僕にとっては至福のひとときです。

戻る