男性同士でSMを楽しめる場所としては、まず、ミックスルームというものが挙げられると思います。これは、マンションなどの一室の中を、さらにいくつかの個室と廊下に区切ったもので、内部は薄暗いことが多いです。ロッカーに衣服を入れてから、廊下を歩きまわって気に入った相手を探し(この行動をクルージングと呼ぶこともあるようです)、気が合えば個室に入って楽しみます。このタイプの場所で、簡単なSMプレイができる個室が設置されている場合があります。
客層は、20代が中心で30代ぐらいまで、それ以上の年輩の人はあまり見かけません。SMプレイが目的ではない人も多かったりするので、なかなかいい体験ができないかもしれません。
もう一つのタイプとして、大きな一つの待ち合い室(8〜10畳程度でしょうか)と、同じくらいの広さで、SMプレイができる部屋が隣接されている場所があります。こういう所では、最初からSMプレイのためにお客さんが集まっています。
待ち合い室は割と明るくしてあり、テーブルと座ぶとん、お茶、テレビなどが置いてあって、家庭の居間のような感じにしてある所が多いです。また、壁には、「ゲイ・エロティック・アート」がかかっていたりします。隣接するSMプレイ用の部屋は待ち合い室よりは暗いのですが、手もとが分かる程度には明るくしてあるのが普通です。
待ち合い室の外にロッカーとシャワールームなどがあり、そこで下着あるいはふんどしになってから、待ち合い室に入室するのが一般的です。責め手、受け手、両方可能、の目印として、ふんどしの色を変えたり、手首につけるゴムひもの色を変えたりします。
ここでは、そういう場所のことを、SMサロンと呼ぶことにします。
このSMサロンは都内には数カ所存在します。雑誌には、店名が漢字、オーソドックスな印象の広告を出しているのが特徴です。
こちらの方の客層は、20代から50代までと幅広く、若いMの人と、年輩のベテランSの人が目立ちます。若いMで年上に責めてもらいたい場合は、いい経験ができることが多いです。なお、記事の内容は僕の経験当時のものですので、現在の状況に対応していない部分もありますのであらかじめご了承下さい。
★SMサロン店内イメージ図 … 店内の様子を図解してみました。体験談を読む時の参考にどうぞ!
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