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縄-早乙女流

 80年代のピンク映画を皮切りに、SM映画、SMショー、あるいは街頭パフォーマンスや舞台など、数多くのSM関係の仕事に携わり、SM雑誌での連載や、最近ではSMに関連する著書なども次々に執筆しているベテランSMパフォーマーでありM女の早乙女宏美さんがプロデュースした、SM用の高性能綿ロープです。もちろん彼女は麻縄でハードに縛られたりもするのですが、綿ロープでのSMパフォーマンスを売りにした緊縛師とのステージ活動も数多くこなしてきました。この製品は、そういった、綿ロープや麻縄での緊縛感を知りつくした彼女の経験を生かして製品化された、SM緊縛専用の綿ロープです。
 従来からアダルトショップなどで見かける安価な”SM用カラーロープ”のような綿ロープは、ほとんどが手芸用品の流用であるため、当然”人を縛る”という用途では考えられていません。そのため、見た目には色んな色がありキレイで、また柔らかそうなそれらの綿ロープも、緊縛に使用すると不具合が出てきます。それは、”伸びやすい”ということです。 実際にそれらの綿ロープを使ったことがあればお分かりかもしれませんが、極端な例えでは、ゴムひもで縛るような感じになるのです。つまり、ぎゅっと伸びた状態で縛り、結び目を作るわけですから、想像以上に身体に食い込み、結び目も固く締まってしまいます。ほどくときにも、縛った時以上の力が必要です。
 この「縄-早乙女流」は、そういう一般向けのSM用ロープの欠点を改良して、SMファンの皆さんにも、”人を縛るためのSM用綿ロープ”の使用感を手軽に楽しんでもらえるようにとの願いで、早乙女さんが監修、指導した綿ロープです。この綿ロープの大きな特徴は、二重構造であることで、外側は従来の綿ロープと同様な優しい肌触りですが、内側には伸縮率の小さい素材を組み合わせ、綿ロープでありながらほとんど伸びない製品となっています。つまりこの綿ロープで縛れば、自分の縛る力以上の締めつけが肌にかかることはないし、また、結び目をほどく時にも締まりすぎていてほどけない、というトラブルが減り、しかも肌に優しい綿ロープの特性はそのままで、より安全にプレイできるのです。(体験レポート
 この縄の使用感に関しては、実際に縛って、あるいは縛られて試すのが一番分かりやすいのですが、ソフトな肌触りでもしっかりとした緊縛感を味わいたい方、”SM用ロープ”と書いてあるものを買ってみたけれど、いまいちピンとこなかった方、また何より、初めて緊縛に挑戦してみたい方には、ぜひ一度お試し頂きたい縄です。麻縄のようなかっちりとした緊縛感に近いですから、正しい力加減で縛る事ができ、麻縄へのステップとしても最適でしょうし、もちろんSMプレイに使用しても、メリハリの効いた縛りができますから、より一層世界が深まると思います。長さは9メートルほどあるので、一本あれば男性でも後ろ手縛りや菱縄縛り(自分でできる縛り方で解説しています)が楽しめるでしょう。
 この「縄-早乙女流」は、僕も愛用しているネットショップ、アダルトグッズのNLSで購入できます。 見た目にも美しくてイヤラしい赤、また、男らしいSMによく似合う黒のタイプもあります。
 余談ですが、僕自身も早乙女さんのファンで、彼女のSMショーを見に行ったり、連載や著書を読んだり、また、ある場所ではご一緒させて頂いたこともあります。小柄で良く気がつき、小リスのようなかわいらしい女性でした。

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