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…、長…?」
 警備員のライトに浮かび上がった少女の姿を見て、真理子と千夏は同時に声をあげた。そこにいたのは、まぎれもなく二人のクラスの学級委員、香帆だった。香帆は成績優秀のクラス委員で、あだ名も”級長”というくらい、マジメでみんなからも信頼されるタイプの女の子だった。その子が現われたのだから、二人が驚くのも無理はなかった。
 香帆は走ってこちらにどんどん近づいてくる。そして、二人、いや、警備員も含めると三人の前に立った。
「こんばんわ、真理子、千夏…」
 香帆は息を弾ませながら、二人にしゃべりかけた。そして、もう一人の人物、そう、警備員の方を向いた。
「あなたが…、”闇の警備員”さん、なんですね」
 そう言った口調は、何か強い意志を持ったような、キッパリとしたものだった。
「そうだよ、オレが、この子たちの変態写真を投稿したんだ。君はクラス委員なのかい?」
 いきなりマジメタイプの女の子が登場したので、警備員は不思議に思って問いかけた。
「そうです…。私は、この子たちと同じクラスの、香帆って言います。あのサイトを見て、すぐに誰だか分かって、場所も分かって、それで…、どうしても、行きたくなっちゃって…」
 香帆は淡々と語った。
「じゃあ、級長も、こんな世界に、興味があったって事…?」
 全裸で汚物まみれの真理子が、香帆に問いかけた。
「そう、そうなの…。私、優等生でしょ。自分で言うのも何だけど、クラスの模範にならなきゃって、いつも考えてて。成績もトップで、みんなにも尊敬されてて、そんな自分を保つのが私の役目だって、自分に言い聞かせてた…。でも、それはホントの自分じゃない。ホントは、私だって、みんなみたいに、バカな事やって笑われたり、テストで悪い点とって”ダメだなぁ”とか反省したり、たまには男の子とだって遊びたいの。でも、みんな私がそんな事したいなんて、思ってないでしょ。だから私、スゴク辛くて、辛くて…」
 切々と語る香帆の話に、女の子二人も、警備員さえも、引き込まれていた。
「ママは、”香帆の成績なら、○○大学にも行けるわね”なんて、当然みたいに言うけど、私のやりたい事なんて全然聞いてもくれないし…」
「それで私…、私の一番身近にあるもの、そう、私の身体をイジる事で、なんか自分をなぐさめるようになっちゃったんだよね…」
「そう…」
 真理子が、同情するように言った。
「そうなの、お尻の穴をイジったり…」
 思い詰めるように、香帆は打ち明けたのだった。