やがて僕は、彼の太いペニスにお尻の穴を深々と貫かれたまま、彼の身体にしがみついていました。ぐいっ、ぐいっと何度も押し上げてくる力強い動きを、お腹の奥で受け止めながら、僕は彼に何度もキスされていました。もう、お尻の穴でいやらしいことをしているという、後ろめたい気持ちなど、完全に消え去っていました。彼の与えてくれる快感、そして何よりも、全てを包み込んでくれる愛情を、僕は全身で受け入れていたのです。確かにそれは、愛情と呼べる物だったと思います。男女が深く愛しあう、その姿と、全く変わらないものでした。僕は、彼にすべてをゆだね、愛されているという、限りない満足感を感じていたのです。
やがて、彼はそっとペニスを抜きました。もう、ぼうっとなっていた僕は、しばらくそのまま、彼の身体をなでたり、ペニスを触ったりしていました。すると、アームチェアで責められていた男の子が、僕の足もとに座っていることに気づいたのです。
「すごいねぇ」
その男の子は、僕にそう声をかけました。男の人に、抱きしめられ、お尻の穴を貫かれている様子を、観察していたのかもしれません。男の人に愛されていた時には、まわりのことが全然記憶にないのですが、気がつくとそばにいたという感じでした。
その子は僕の両足を持って、そろそろと引っぱり始めました。されるがままにしていると、僕はそこに、長く寝そべった姿勢になりました。さらに男の子は、僕の足首をつかんで、上に持ち上げていきます。そして僕の両足を肩幅ぐらいに開かせると、さっきの張り型を、僕のお尻の穴に差し入れていったのです。
僕は、うっとりとした表情で、彼の顔を見上げていました。なにしろ、男の人と交わっているところを、観察されているのです。羞恥心は、もう全くありませんでした。身体をもてあそばれる喜びを、僕は味わっていました。
男の子は、そんな風に誰かを責めたことはなかったのでしょう。興奮しているのか、張り型を、すこし乱暴に、何度も出し入れしていきます。そのうち、
「入れてもいい?」
とたずねてきました。僕がうなずくと、男の子は張り型を抜き、そのままペニスを入れてきたのでした。
布団に寝そべり、両足を高く上げて開いた僕は、男の子に足首をつかまれて、男の子のペニスを受け入れました。男の子は中腰で、オシッコをするような格好です。枕元では、最初に僕を抱いてくれた男の人が、その光景を優しく見守っています。
うす暗く、ほんのり赤みがかった電球の光で埋められたその空間は、今でも目に浮かぶほど、いやらしく、しかし、穏やかなものでした。お尻の穴を男の子に貫かれながら、がっしりとした男性の足元に頭をもたせかけ、僕はうっとりと、夢のような時間を過ごしたのです。
つづく
戻る