雑誌の広告を見ていると、料金が1万円ほどの、個人マッサージの広告があります。Sの方が1人でやっていて、全身をマッサージした後、Mプレイができるような所です。僕は、この種類の場所に、一度だけ行ったことがあります。
あるいきさつがあって、そのSの方と事前にお会いすることができ、その人になら調教されてみたいと思ったからです。実は、その人こそ、僕のホモSM初体験の相手でした。僕は、その人の個人調教を電話で予約して、緊張しながらその場所へ向かったのです。
場所は、その人の自宅でした。最寄り駅から電話し、道順を聞いてから行きました。中に入ると、まずお茶をすすめられ、軽く話をしました。どんな風な責めが好みなのかを聞かれたのですが、とりあえずいろいろ、吊りまでやってみたいと答えました。そうするうちに、ハダカになって、シャワーを浴びてくるように言われました。
緊張しながら身体を洗い、バスタオルで拭きました。拭き終わると、ベッドが置いてある部屋に来るように言われ、そこに裸のまま横たわりました。相手の人は、服を脱ぐ事なく始めるようで、そのことが僕の被虐心をあおっていきました。
最初に身体にオイルを塗られて、全身をマッサージされました。ほぐされるように丁寧にマッサージされ、すごくリラックスした気分になっていきました。しかしそのうちに、マッサージは下半身にうつっていき、とうとうペニスをしごかれました。
男の人の話す言葉も、いやらしいものに変わっていきます。僕は興奮して、ペニスもどんどん勃起していきました。男の人は、念入りにペニスをしごきながら、お尻の穴にも指を入れてきます。ここも、揉みほぐすように丹念にいじられていきました。
お尻の穴までマッサージされてから、男の人が張り型を持ってきました。そして、僕にいやらしい言葉をかけながら、それをゆっくりとお尻に入れていきました。張り型は、ちょうど入るくらいの太さの、僕にとって限界のサイズでした。張り型がぜんぶ入ってしまうとベッドから起こされ、今度はそのまま胴体を縛られていったのです。
つづく
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