プライベート調教3

 僕は一時期、男性同士のSMチャットの存在を知り、よく通っていました。そこはとても充実したページで、相手のS男性も豊富だったため、僕は興奮しながら会話を楽しんでいました。裸になってパソコンの前に座り、相手に命令されながらイッてしまったこともありました。
 ある時、いつものようにS男性と話を楽しんでいるうちに、その方は、実際に会ってみる気はないかと誘ってきました。それまでの会話の中で、厳しいながらも誠実で、的を得た相手の言葉に信頼できるものを感じていた僕は、その方の調教を受けてみたいと思い、会う約束をしてしまったのです。その方はお尻の調教にも深く関心があるようで、浣腸までしてくれるというのが大きな魅力でした。初対面の男性に浣腸され、恥ずかしい姿を全てさらけだすこと、それがどういうことなのか、経験するチャンスは今しかないと思いました。お尻にバナナを入れたり、こんにゃくを入れたりしてやるよ、そんなことまで言われ、僕は、その光景を頭に浮かべながら、ペニスを勃起させていたのです。
 次の日、僕は待ち切れなくて、約束の時間のかなり前に家を出ました。いつもなら自分で浣腸してお尻の中をきれいにしておくのですが、その日は相手に浣腸されるということで、排泄もせずに出かけました。せっかく浣腸してもらえるのなら、ウンチがたくさん出るところまで全て見て欲しい、そんな心境でした。
 持っているカバンの中には、いつもオナニーする時に身体にはさむ洗濯ばさみをたくさん入れていました。そして、相手が準備してくれているはずですが、念のために薬局でイチジク浣腸を買い、駅前のスーパーでバナナを買って電車に乗ったのです。
 時間が余っていたため、途中駅で下りて、お気に入りのアダルトショップで時間をつぶしたのですが、やはり、最寄り駅にはかなり早く着いてしまいました。おそるおそる、教えてもらった電話番号に電話すると、案の定、まだ相手にはつながりません。30分ほど待ってからもう一度かけ直すと、ようやくお相手の方とつながりました。時間が早いのにびっくりされていましたが、とにかく道順を教えてもらい、その方の部屋にたどりつくことができたのです。
つづく
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