「それではこれから、ちょっとしたメス犬調教をお見せしましょう」
そう言うと、忠弘はその洗面器に入っていた、ガラスの浣腸器を取り出した。そして、それを脇に置くと、水飲み場の蛇口を開いて、洗面器の中に、水を満たしていった。半分ほど水がたまると、忠弘は、ガラスビンに入った薬液を、どぼどぼと注ぎ入れた。
「浣腸の、準備をしていらっしゃるんですか…」
おそるおそる、昌一は、そう忠弘に尋ねた。忠弘は、
「よく御存じですね。グリセリンを薄めてから、浣腸器で真奈美に浣腸してやるんです。真奈美は、これが大好物でしてね。調教する時にはいつも、かかせないのですよ」
と、おだやかな笑みを浮かべながら答えた。
四つんばいのままで、じっとしている真奈美は、かすかに尻を震わせていた。
忠弘は、水の満たされた洗面器に、浣腸器をそっと差し入れた。そして、少しかきまぜるようにしてから、すうっとシリンダーを引き、浣腸器に液を満たしていった。いっぱいまで入ると、昌一に、声をかけた。
「昌一君、真奈美のお尻を持って、よく穴が見えるように開いておいてくれませんか」
その声を聞いた真奈美は、ヒップを高く差し上げ、昌一の方に向けた。
サディストの官能にぞくぞくしていた昌一は、震える手で、真奈美の二つのお尻をつかむと、ぎゅっと、そこを押し開いた。薄茶色の小さな菊が、そこだけ別の生き物のようにひくひくと動くのを目にして、昌一の男の部分は、ふたたび膨らみを増していた。
「たくさん浣腸、してあげようね」
そう声をかけると、忠弘は、自分の娘の菊穴に、浣腸器の先端をぶすりと差し込んだ。そして、じわじわと、シリンダーを押し込んでいく。
「ん、んんっ…」
浣腸液が注入されると、真奈美は、かすかな吐息をもらした。息があらくなり、下腹が少し波打っている。シリンダーが最後まで押し込まれると、忠弘は言った。
「さあ、入ったよ。お礼の御挨拶は?」
そう促されると、真奈美はこちらを見上げながら口にした。
「お父様、恥ずかしい真奈美のお尻に、浣腸をして下さって、大変ありがとうございます」
これほどまでの美少女に、そのような変態的な姿態を見せつけられて興奮した昌一は、思わず、こう、口にしてしまった。
「お父さん。僕にも…、やらせてくれませんか…」
それを聞いた真奈美の忠弘は、
「やはり昌一君も、好きになってきましたか…。ええ、かまいませんよ。真奈美には、いつも、これを5本ほど、入れてやっているのですから」
そう言いながら、ガラスの浣腸器を昌一に手渡した。
真奈美は、四つんばいの格好のままで、ヒップを昌一に差し出している。妄想をくり返した背徳の世界を目の前にして、昌一の身体はぞくぞくと震えた。昌一は、洗面器に浣腸器の先端をひたすと、シリンダーに液を満たした。そして、じっと頭を伏せたままの真奈美の菊穴に、浣腸器の先端を、ぶっすり突き刺していった。
「あはぁ…」
なんとも言えない、被虐の吐息を聞いた昌一は、震える手で浣腸器の後端を押し入れていった。(おれは今、真奈美に浣腸をしているのだ…)そう考えると、昌一の胸の奥から、ため込まれた妖しい妄想が、一気にふき出していく。
「どう、気持ちいいかい…」
そんな言葉が、昌一の口から、自然に出てきた。真奈美はこちらを振り向くと、いっぱいに涙が溜まった目でじっと昌一を見つめながら、
「はい…、昌一さまにお浣腸されて、真奈美はとっても…、光栄です…」
と、全身で息をしながら、感謝の言葉を口にしたのだった。