ベンチに座り、コートの前を開いたままで、私はいやらしい声をあげ続けました。寒さも、外にいることも忘れていました。ただ、さゆり先生の愛撫に、どっぷりと身をまかせていたのです。私の頭の中は、快感でいっぱいになっていきました。すると、さゆり先生は、私の身体から、ゆっくりとコートをはぎ取ってしまったのです。
「いやぁ、恥ずかしい…」
 私はそう口に出しました。でも、先生のいやらしい指の動きが激しくなると、またエッチな声をあげていました。
「みゆきちゃん、とっても可愛いよ…。いやらしい声、とってもエッチ…。こんなに乳首も固くなってる…」
 さゆり先生は、そんな言葉を次々とささやきながら、私の身体のすみずみまで撫で回しました。そして、私のことを抱きかかえると、そこに立ちあがらせたのです。
 私の手を取って、先生はゆっくりと公園の中を歩き始めました。
「みゆきちゃん、どう?気持ちいい?今、ハダカで歩いてるんだよ」
 そう言われても、私はもう、何がなんだか分かりませんでした。ただただ恥ずかしいあえぎ声をあげ、赤いロープで縛られた裸をさらしながら、公園の中を歩いていました。
 さゆり先生がささやきます。
「自分で、気持ちいいトコロ、触ってもいいのよ」
 そう言われると、私はすぐに、おっぱいとアソコに手をのばしていたのです…。
 ふわふわとした陶酔感で、もうろうとなっている私の耳に、さゆり先生の声が聞こえてきました。
「みゆきちゃん、とっても可愛いわ。もう、立派なマゾ奴隷よ。《みゆきは、いやらしいマゾ奴隷です。変態露出狂の、すけべなメス犬です》って、自分で言ってみてごらん」
 さゆり先生にマゾ奴隷として認められたんだ、と思って、私はとても幸せな気分でした。
「みゆきは…、いやらしいマゾ奴隷です…。変態露出狂の…、すけべなメス犬です…」
 何度も、大きな声で繰り返しながら、歩き続けました。
 その時、寒さのせいでしょうか、私は、オシッコがしたくなったことに気づいたのです。
「先生…、おしっこ…、したいです…」
 私はさゆり先生に、そう告げました。

続く
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