ファイナル・キャット・エクスプレス

2

 アキは、大阪から来たそうだ。”チカさんのことは、ネットで見ました。ホムペで…”
そう言われて、瞳の奥をじっと見つめられた。
「そう…」
 チカはドキドキしながら、店の鍵を内側から閉めると、アキをその部屋に誘った。そこはレンタルルームの一つなのだが、隠しカメラがセットしてある。部屋に入り、ライトをつけると、白いシーツがぼんやりと浮かび上がった。
「こういうことは、初めてなの?」
「ええ」
 はにかみながら、アキがうなずく。チカはカメラのレンズを確認すると、アキをベッドに押し倒した。ブラウスのボタンを外し、ブラの下に手をすべらせる。アキの肌は、じっとりと汗ばんでいた。
「チカさん、気持ちいいっ…」
 上ずった声で、アキが口にする。唇をからませながら、チカはアキの下腹に手を伸ばした。
「ふうっん」
 鼻息を鳴らして身体をくねらせるアキを片手でしっかり抱きながら、チカはアキのパンティーの布ごしに、指先でアソコをなでた。柔らかく弾力のあるそのふくらみをはさむようにして、奥のクリを刺激してみる。ウットリと目を閉じたアキは、自分でブラをずらして、乳房をもみ始めた…。

 モニターに映るその映像を見ながら、チカはタバコに火をつけた。
(恋、してるのかな?)
 自分でも、分からない。でも、チカのサービスにアキが満足してくれた事は、分かる。あれ以来、アキはたびたび、熱いメールを送ってくるようになったから。
「クリをペロペロ舐めてもらいたいです」
 クリをぺろぺろ、かぁ。確かに、アキのクリトリスは舐めごたえがあった。愛液をあふれさせたヴァギナの中心で、それはつやつやと、まるでピンクの真珠のように輝いていた。
「男の子の亀頭が、女の子のクリなんだよ」
 いつか卓也は、そんな事を言っていた。なるほど卓也の亀頭も、チカがフェラすれば生き生きと固くふくらんでいる。まさに、性の中心、といった風だ。
「いろんな男の人に、味わってもらったんでしょ?」
 聞いてみても、いつも卓也は答えてくれないのだが。

 チカは、ムーヴィーのカットを思い出していた。カメラからマックに流し込んだアキとの映像を、早回しでざっと見ていた時のことだ。チカに抱かれていたアキが、一瞬、こちらに目を向けた。探るような目つき。気づかれたかな、と思った瞬間、アキは再びウットリと、チカの愛撫に身をまかせたのだ。
「撮ったの、使ってもいいですよ。今度はもっとスゴイの、見せますから」
  アキからそんなメールが来たのは、まもなくだった。スゴイのかぁ、チカはまた、ため息をついた。

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