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人妻露出マゾ・真由美

第二章 赤いハイヒール

     1

 次の日、真由美は再び、『人妻露出クラブ』の事務所を訪れた。
「いやぁ、奥さんっ。やっぱり、またいらっしゃいましたね、お待ちしていましたよ」
 相変わらず、坂ノ下はエリートセールスマンのような笑顔で、真由美を中に招き入れた。
「それで、ご決心して下さいましたか?出演の方」
「えっ?いや、とんでもありませんわ。今日は、このお金をお返しするために来たんです。そんな仕事……、わたしにはとても無理です。常識的に考えてもヘンですわっ!」
 昨日一晩考えてはみたものの、この仕事はいくらなんでもダメだろう、と真由美は思った。真由美はハンドバッグから100万円の札束を出し、坂ノ下に返そうとした。
「あははっ、そうですよね。常識的に考えればね」
 坂ノ下は言った。
「でも奥さん、あなた、なぜここに電話してきたんですか?常識的じゃないでしょ」
「そっ、それは、高収入で、主婦でも大丈夫、みたいな事が書いてありましたので……」
「そうですよ、奥さんみたいな美人妻に出演して頂ければ、1回につき300万円の謝礼をお約束いたします」
「えぇっ!300万円……、ですか?」
 その言葉に、また真由美の心は揺らぎ始めた。夫の祐太郎と結婚して専業主婦になってから、祐太郎は、お小遣いもまともにくれない。祐太郎は給料を自分で管理し、その中から、毎月ギリギリの生活費を渡されるのだ。自由に使えるお金といえば、独身だったOL時代に貯めた、わずかな貯金だけだった。それももう、尽きかけている。最近では、たまに会う女友達との会食にさえ、引け目を感じるほどだ。
(300万円あれば……)
 やはり、いつの時代も、お金の力というのは大きいものだ。真由美は、
「それで、そのビデオ、でしたかしら、そのお話を……、もう少しお聞かせ願えません……?」
 と、下を向いて恥ずかしそうに口にしていたのだった。
「ふふふ、もちろん、きちんとご説明いたしますよ」
 坂ノ下はまた笑顔を浮かべ、デスクの引き出しから一本のビデオテープを取り出すと、チェストの上にあるビデオデッキに入れて再生した。デッキの上に乗せてある、小型のブラウン管テレビの画面に、映像があらわれた。
「まぁ、ご覧下さい」
 どこかの住宅街だろうか、カメラが一点を映し出している。と、その左のほうから、コツコツと靴音が聞こえてきたかと思うと、全裸の女が画面の中を歩き始めた。女は赤いハイヒールを履いただけの素っ裸だ。コツコツと足音をさせながら、女は住宅街を歩いていく。カメラはその姿を追うように、ゆっくりと移動していった。
「ひゃあぁっ……!?なっ、何ですかっ?これはっ……?」
「ビデオですよ、うちが作っている」
「こ、これが、露出……」
 あまりの衝撃映像に、真由美は言葉を失った。この部屋で言葉を失うのは、もう何度目だろうか。
 坂ノ下は、動揺している真由美には気にもかけずに、説明を始めた。
「これは、K子さん、かな。うちでは一番人気ですよ。ケイというのは、アルファベットのケー。うちでは、モデルさんの名前をアルファベット順につけていますので」
 坂ノ下は小さな手帳を見て言った。
「順番からいくと、奥さんは『M子さん』ということになりますね。いい名前じゃないですか、マゾっぽくて。奥さんにはピッタリですよ」
 坂ノ下はまた、さわやかに笑った。
「わっ、わたしはマゾじゃありません……」
 真由美はようやく口を開いて否定した。
「じゃあ、なぜ今日はまた、こちらにいらっしゃったんですか?」
「そっ、それは、先ほども申しましたが、お金をお返しするためです……」
「それにしては、ずいぶん熱心に見てらっしゃいますねぇ、うちの作品を」
 ビデオはシーンが変わり、今度は真正面から、全裸歩行するK子の姿をとらえている。スタイルの良い、色白の美人女性だ。恍惚の笑みを浮かべながら、K子はコツコツと赤いハイヒールの足音を住宅街に響かせて歩いていく。真由美は初めて見るその変態映像から、なぜか目をそらすことができない。
「そ、それは……」
「常識的な世界には、飽き飽きしているんでしょう、奥さんは。出てみませんか、うちの作品に。きっと解放されますよ……」
 坂ノ下は、まるで暗示をかけるように、真由美に言葉を重ねていく。
「解放……、ですか……」
「そうです、ためしに今、ここでハダカになってみませんか?奥さん。きっと、そうしたいはずです。おそらく昨日も、このビデオみたいな事を想像してオナニーしちゃったんじゃないですか?」
 坂ノ下がニヤニヤしながら言う。
「ええっ……!?」
「図星でしょう、奥さん。うちに来る方は、皆さん、そうなんですよ。ハダカで外を歩くというのは、マゾ女性にとっては、すごく刺激的な体験ですからね……」
 坂ノ下はいきなり立ち上がり、事務所のドアの鍵を内側からかけると、真由美の隣に腰を下ろしたのだった。

     2

「うん、見れば見るほど、美人で、いい身体つきだ。うちのモデルには申し分ないですね。じゃあ、ちょっとハダカを見せてもらいましょうか」
 真由美の横にピッタリと密着するように腰かけた坂ノ下が、イヤらしい顔つきで言った。
「えっ……、嫌ですわ、私もう、帰らせていただきますっ」
 と、真由美が身体をよじって拒もうとした時、
「いいんですか、奥さん。もう、奥さんのオマンコは、ヌルヌルしてるんじゃないですか?」
 そう言いながら、坂ノ下が真由美の胸に手をはわせてきた。それは、しばらく感じたことのない、女の身体をもてあそぶ、慣れた男の手つきだ。
「あぁっん!」
 オッパイを揉まれて、思わず真由美は声を上げた。坂ノ下は片手で真由美のオッパイを揉みながら、もう片方の手で、真由美の服を器用に脱がせていく。
「いっ、いけませんわっ、そんなこと……」
 と言ったとたん、真由美の唇はふさがれていた。坂ノ下が口づけをしてきたのだ。そして、久しぶりのキス体験で身体の力が抜けると、真由美は坂ノ下に手ぎわよく服を脱がされ、あっという間に下着姿になってしまったのだった。
「いいじゃないですか、奥さん。とっても綺麗だ……」
 薄いブルーの上下の下着だけになってしまった真由美を、坂ノ下は感動したように眺めている。そして、さぁ、こちらへと言いながら真由美の身体を抱き起こし、部屋の真ん中に立たせると、チェストの引き出しを開けて、赤いハイヒールを取り出してきた。
「これに履き替えてみて下さい」
 それは、さっき見た映像で、全裸の女が履いていた物と同じだ。
「ふふふっ、いい感じですよ、奥さん」
 まるで催眠術にかかったように、真由美は坂ノ下の言葉通りに従っていく。
「じゃあ奥さん、ゆっくりと、ブラジャーを外してみましょうか」
「ここで、ですか……?」
「もちろん、そうです」
 真由美は両手を後ろに回すと、かちっ、と音をさせ、ブラジャーのホックを外した。坂ノ下はその様子をじっと見ている。
「どうぞ、外して下さい」
 そう言われ、真由美はゆっくりとブラジャーを脱いでいった。
「いいですよ……、奥さん……」
 坂ノ下が、真由美の手から、優しくブラジャーを取り去る。はあっんっ、と声を上げると、真由美は両手で胸を隠した。坂ノ下が優しい口調でささやく。
「さぁ、奥さん。ゆっくりと、手を下ろしてみましょう……。オッパイを見せて下さい」
「えっ、いやぁ……」
「モデルの練習ですよ、さぁっ!」
 坂ノ下が急に、強い口調で命令したので、真由美は突然、なぜかマゾっぽい気分になった。
「はっ、はい……、分かりました……」
 真由美はちょっと涙目になりながら、ゆっくりと両手を下ろしていく。真由美の形の良い、豊満な乳房がさらけ出された。
「いいコだね、M子……」
 坂ノ下は、上半身が素っ裸でパンティーだけで立っている真由美を、ジッと見ている。
「うーん、いいね、最高だよ、赤いハイヒールもイヤらしい」
 坂ノ下は真由美のそばに寄ると、また、こうささやいたのだ。
「じゃあ、今度はパンティーも脱いでみましょうか……」
 えっ、と、真由美は一瞬、目を見開いた。
「そうですよ、奥さん。いや、M子。さっき見たでしょう、ビデオで」
 全部脱ぐんですよ、と命令され、真由美はしばらくとまどっていたが、やがて決心したように、ゆっくりと、自分でパンティーを下ろしていった。すっと、パンティーは足もとに落ちた。真由美の女の部分があらわになって、真由美はとっさに、そこを手で隠した。
「こ、これで、いいでしょうか……?」
「良くできました、M子、とってもエロくて可愛いですよ」
 坂ノ下は、
「じゃあ、両手は横に置きましょう……」
 と、またイヤらしい声で命令する。
 そう言われると、真由美は一瞬、ぎゅっと口を結んだが、やがて、自分の股間を隠していた手を、じわじわと、横にずらしていった。そしてとうとう、恥ずかしい全裸姿を、坂ノ下の目の前にさらしてしまったのだった……。
「そうです、いいですよ、M子さん。成熟しきった、オンナの身体だ」
 坂ノ下は無遠慮な目線を、真由美の身体中に走らせていく。
「あぁっん、恥ずかしい……」
 真由美は身体をくねらせながら恥じらった。ただ、なぜかもう、オマンコがグチョグチョに濡れているのが分かった。乳首も勃起している。
 坂ノ下は、全裸で立っている真由美のそばに寄り添い、そっと乳房に手をはわせていく。
「ああっん!」
 と真由美が声を上げると、坂ノ下は真由美のパンティーを足もとから抜き取り、また、ソファーのところに連れて行ったのだった。

     3

 坂ノ下は、真由美をソファーに座らせると言った。
「じゃあ、両足を、ソファーの上にあげてみましょう。それから、M字ポーズになるように、両ひざをパックリと開いて下さい……」
「はっ、はい……」
 素っ裸でソファーに腰かけている真由美は、そろそろと、その両足をソファーに上げた。しかしさすがに、いきなりオマンコパックリポーズをする事は、恥ずかし過ぎてできない。
「M子さんは、グチョグチョおまんこを見られるのが大好きな、ヘンタイ露出マゾなんですよ……」
 坂ノ下がまた、イヤらしい声でしゃべりかける。
(……そうだ……、わたしは今、M子なんだわ……)
 ふと気づくと、真由美の身体は、芯の方からどんどん高ぶり、熱くなってきた。心臓もドキドキしている。真由美は、坂ノ下の顔をうっとりと見つめながら、両足を大きく横に開き、膝の裏を両手で抱え込むように持って、グチョグチョに濡れたオマンコを、坂ノ下の目の前にさらけ出した。
「M子のオマンコ……、よく見て下さい……」
 オマンコ全開のM字ポーズになった真由美は頭がぼうっとして、なぜか、そんなマゾ女の言葉まで、口に出してしまったのだ。
「ふふふっ、ドMな変態女ですねぇ、M子さんは……。まさに、人妻露出マゾですよ」
 嬉しそうな表情を浮かべた坂ノ下は真由美の前に立つと、ズボンとパンツを下ろしてオチンポを出した。そして、先走り汁が垂れながら、すでに完全に勃起しているその極太のオチンポを、いきなり真由美のオマンコにずぶりと挿入してしまったのだ。もう膨張しきった坂ノ下のオチンポが、真由美の身体を押しひろげ、真由美は、
「はうっん!」
 と喘ぎ声を上げる。久しぶりにオチンポを迎え入れた真由美のオマンコは喜びの絶頂にあふれ、ドロドロのオマンコ汁が、あとからあとから湧き出してきた。坂ノ下が腰を使い、真由美はソファーの上でM字開脚したまま、あぁっん、あふんっ!と、牝の喘ぎ声を出している。さわやかだとばかり思っていた坂ノ下は、野獣の要素も持ち合わせていたのだ。変態ビデオを製作しているのだから、それはある意味、当然だともいえよう。
「では、ビデオに出て頂けますね?」と坂ノ下に聞かれると、真由美は、坂ノ下の経験豊富なオチンポで、オマンコを子宮に届くほど激しく突かれながら、出ます、出させて下さいぃっ、と、悶えながら叫んでいたのだった……。

戻る 続く

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