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人妻露出マゾ・真由美

第三章 初めての野外露出

     1

 坂ノ下に事務所のソファーで激しく犯されたあの日以来、真由美はすっかり、坂ノ下のオチンポ奴隷になってしまった。坂ノ下に抱かれて、女の歓びを知ってしまったのだ。ただ、自分から連絡するのは、やはり恥ずかしい。それに、坂ノ下に会うためには、そもそも露出撮影をしなければいけないのだ。それは、考えられないような羞恥の世界だろう。
「こちらからは一切ご連絡いたしませんので、M子さんの都合の良い日があれば、お電話ください。すぐにスケジュールを確保して撮影に入りますから」
 そう言って、あの日のことが終わった後、坂ノ下はまた笑顔で送り出してくれたのだ。しかし数日後、悩みに悩んだ真由美は、とうとう『人妻露出クラブ』に電話してしまった。
「M子です……、あの……、撮影をお願いしたくて……」
 電話口の向こうから、いつものようにさわやかな坂ノ下の声が聞こえてきた。真由美が希望の日時を伝えると、
「はい、はい。では、◯◯日の◯時に、◯駅の◯口改札までお越し下さい」
 と、簡潔な返事が返ってきたのだった。
 撮影日が決まると、真由美の生活には何故かハリが出て、夫との会話も弾むようになった。自分が必要とされている、そのことが、真由美の心身に刺激を与えたのかもしれない。真由美は興奮と緊張を必死で抑えながら、その日を待ったのだった。
 その当日、教えられた駅の改札口で真由美が待っていると、目の前に一台のワンボックスカーが止まった。助手席のウインドウが下り、そこから顔を出したのは坂ノ下だ。
「こんにちは、奥さん。さぁ、早く乗って」
 という言葉と同時に、後ろのドアがバッと開いた。そこにはなぜか、女性、というより、真由美よりもかなり年下の女の子が座っている。早く乗って、と、その女の子にも手まねきされて、真由美は混乱しながらワンボックスカーに乗り込んだ。車はすぐに発車した。
「奥さん、今日は遠いところまでわざわざ済みません。仕事がら、ちょっと都心を離れる必要がありまして。さすがに都心は人が多すぎるので、初めての露出にはちょっとね」
 坂ノ下が後ろを振り向いて、座席の間から顔を出し、笑顔で真由美に話しかけた。
「は、はい、いえ……。この皆さんは……?」
 真由美は、隣に座っている女の子、それに、運転手が誰なのか気になった。
「そうですね。ご紹介しておきましょう、うちのスタッフです」
 坂ノ下が言った。
「奥さんの隣に座ってるのが、アンズちゃんで、メイクとカメラ担当、あと、ビデオの編集も。で、運転しているのがイシイ君です」
「は、はぁ……」
 突然、運転手の男がしゃべり出した。
「ダイさん、オレの仕事も紹介してくださいよ」
「あはは、そうだよね。イシイ君は、運転とか雑用、通販業務とかその他もろもろ。ADみたいなものかな」
「AD……?」
 真由美は首をかしげた。
「アシスタント、ディレクター。助監督っていう意味だけど、何でも屋かな。そしてわたしが監督をつとめます。今日はヨロシク」
 坂ノ下は笑顔でお辞儀した。
「は、はい……、こちらこそ、よろしく、お願いしますっ」
「スタッフとは打ち合わせが終わっておりますので、あとは私たちの言葉に従って下されば、何も心配いりませんのでね」
 と、坂ノ下は言った。
「ドMの、M子さんですよね?今日はよろしくっ!」
 隣に座っているアンズが、真由美に話しかけてきた。
「えぇっ……、は、はい……、M子です。今日は……、よろしくお願いします」
 突然、『ドM』という言葉を聞いて、真由美は驚いた。
「はははっ、M子さんの事も、いちおうスタッフに話してありますから。スムーズに撮影を進めるためにね」
 坂ノ下が言う。
(じゃあ、あの日、坂ノ下さんに犯されたことも、皆さんご存知なのかしら……?)
 真由美は恥ずかしくなった。もっとも、これからの出来事の方が、もっと恥ずかしくなるのだが、そこまでは、まだとても想像がつかない。
「気にしないでいいですよ、それなりにエッチなタイプの人じゃないと、こんなお仕事なんてできませんものね」
 慣れっこです、とアンズが笑いながらフォローする。
 は、はい、と真由美は答えながら、すでに恥ずかしい責めをされているような気分になった。なぜだか、もう心の中まで、だんだんM子に変わってくるような気がして、真由美は顔を赤らめた。
「私、美大生なんですけど、このお仕事はアルバイトでやってるんです。映画とか、撮ってみたくて。お給料もいいですし」
「は、はぁ……、学生さん、なんですね……」
 いろんな人がいるんだな、と、真由美は思いながら、おとなしく座席に座っていた。
 ワンボックスカーはどこを目指しているのか分からないが、止まることなく順調に走り続けている。と、隣に座っているアンズが話しかけた。
「じゃあM子さん、そろそろ準備、しちゃいましょうか」
「えっ、えぇ……、何をすれば……?」
「とりあえずっ、ハダカになっちゃいましょう!」
 アンズが真由美の顔を見て、ニコっと微笑む。
「も、もう、ここで……、ですか?」
「そうですよ、『人妻露出』でしょ?」
「それは、そうですけど……」
 真由美はとまどった。
「ウチはゲリラ撮影なんですよ、サッと行ってバッと出て、パパッと撮っちゃう」
 坂ノ下が、また後ろを振り向いて言った。そうじゃないとアブないでしょ、内容が内容だけに、と言って坂ノ下が笑うと、アンズもまたニコニコと笑顔を見せる。
「だから、さっさと脱ぎましょうね、M子さん」
「は、はい……、脱ぎますわ……」
 真由美も少しずつM子の心境になり、年下娘の言葉に素直に従っていく。そしてまず、薄いピンクのブラとパンティーだけの下着姿になった。
「全部、脱いで下さいねっ」
 またアンズに促され、真由美はもじもじと恥じらいながらも、とうとう車内で全裸になってしまった。
「いいですねぇ、ナイスボディですっ」
 アンズは、ちょっと失礼しますね、と言いながら、真由美の髪の毛を、クシで軽く整えていく。そして、
「じゃあ、これを履いて下さい」
 と、足もとに置いてあった箱から取り出したのは、あの赤いハイヒールだ。はい、と返事をして、真由美がそのハイヒールを履くと、まさにあのビデオと同じ、全裸に赤いハイヒールのマゾ女ができあがったのだった。オッパイもオマンコの黒々とした陰毛も丸見えで、1人だけ車の中にハダカで座っている自分を自覚して、真由美はなぜか、またオマンコが濡れ始めていた。
(やっぱり私、マゾなのかも……)
 そう思うと、乳首もだんだんと勃起してしまう。それを知ってか知らずか、隣に座っているアンズは、ケースから小型のビデオカメラを取り出すと、何やらセッティングを始めた。カメラは2台あるらしい。アンズは慣れた手つきで、テープを入れたりしている。
「それで、撮るんですか?」
「そうよ、前からと、後ろからね」
「後ろからも、ですか……?」
「そう。後ろから私が撮って、前からはカントクが撮るから」
 なるほど、と、真由美は思い出した。あの時見たビデオのように、女の人の前後をハサむように、撮影していくんだわ……。
「分かりました……」
「今日は初めてだから、入門コースね」
 アンズが言う。
「まぁ、お披露目みたいな感じ。すぐ終わるから大丈夫よ」
 真由美の乳首がボッキしているのを見て、アンズが軽く、さっと指先でひと撫でした。あふっん!、と思わず声が出てしまう。その声を聞いた坂ノ下が後ろを振り向き、声をかけた。
「あんまりM子さんを興奮させるんじゃないぞ、まだまだこれからだからな」
「はーい」
 アンズが元気よく答える。依然として車は走り続けていたが、やがて、とある駐車場に入っていったのだった。

     2

「じゃあ、行きますかっ」
 駐車場に車が止まると、突然坂ノ下が言って、助手席のドアを開けた。と同時に、アンズも、
「そっちも開けて、早くっ」
 と真由美に指図する。えっ、ここで……、ですか、と、戸惑いながらも、真由美はアンズの気迫に驚いて、後部座席のドアを開けてしまった。
「さっ、出てちょうだい!」
 続けてアンズが強い口調で言う。
「時間がないんだから、早くっ!」
 と、坂ノ下も、急にキツい口調で呼びかけた。真由美は、は、はい、出ます、と弱々しく口にすると、ゆっくりと、その全裸姿を、戸外にさらしてしまったのだ。そして、赤いハイヒールだけを履いた、全裸の変態マゾ女の姿で、地面に立った。
「はうっ……!!」
 真由美は思わず悲鳴を上げて、片手で乳房を、そして、もう片方の手で股間を隠した。何しろ、生まれて初めて、全裸で外に立ったのだ。想像を絶する恐怖と不安が、真由美を襲った。身体はブルブルとふるえ始め、気が遠くなりそうだ。
(ああっ、もうダメかも……)
 と、真由美は絶望的な気持ちで、大事な部分を手で隠しながら、その変態的な全裸姿で呆然としている。
「じゃあイシイ、あとはよろしく」
 車から下りた坂ノ下が言い、助手席のドアをバタンっと閉めた。アンズも真由美に続いて車から出て、後部座席のドアを閉めている。そして、2人はビデオカメラを構えた。
「ふふふっ、どうですか奥さん。初めての野外露出は?」
 坂ノ下がニヤニヤしながら聞く。
「は、はい……。わ、わたし、もう、無理かもしれませんわ……」
 全裸で赤いハイヒール姿の真由美が、乳房とオマンコを隠したポーズのまま、ふるえながら答える。
「なるほど……。じゃあ、だんだん慣れていきましょうね」
 と、坂ノ下が優しい口調で言った。
「奥さん、今あなたは、イヤらしい変態マゾのM子さんなんです」
 坂ノ下がカメラを向けながら言う。
「皆さんに裸を見せたくて、うずうずしている露出狂の女なんですよ……」
「は……、はい……」
 坂ノ下はビデオカメラを近づけ、真由美の全身を撮っていく。
「私たちがガードしますから、安心して自分をさらけ出して下さい」
「M子さん、ガンバって!」
 と、アンズも声をかける。
「それに、奥さんが全裸で歩いてくれないと、この撮影は終わりませんからね」
 と、今度はちょっとイジわるい顔で、坂ノ下が言う。
「……」
 真由美は、下を向いてうなだれた。
「さぁM子、恥ずかしい身体を皆さんに見てもらいなさい。両手を下ろして!」
 坂ノ下が、強い口調で命令する。真由美はあきらめたように、は、はい……、と顔を上げて返事をすると、ゆっくりと、その両手を下におろしていった。真由美の豊満な乳房と、もう勃起している乳首、オマンコの毛も、すべてがあらわになっていく。
「そうだよ、M子、とっても可愛いね」
 坂ノ下が声をかけながら、真由美の全裸を撮影していく。真由美はまだ膝をガクガクふるわせながら、究極の羞恥に耐えている。
「『M子は変態露出狂の淫乱女です、皆さんで私のハダカ見て下さいっ』って言いなさい、M子」
 そう坂ノ下に命令されると、真由美は身体を震わせながら、「えっ、M子は……、ヘッ、ヘンタイ露出狂の……、インラン、お、女です……。皆さんでっ、私のハダカ……、見て下さいっ!」
 と、変態マゾ女の言葉を口にした。
「いいですよ、M子。とっても可愛いマゾ女になってきましたね」
 坂ノ下が、満足そうに言った。
「じゃあ、ここからは、私の言うとおり歩いてね」
 アンズが言ってビデオを構える。坂ノ下も少し離れた所から、真由美、いや、人妻露出マゾM子の全裸姿を撮影している。さぁ、そっち、とアンズが指示し、真由美は全裸に赤いハイヒールを履いただけという変態的な姿で、少しずつ歩き始めた。コツ、コツ、というハイヒールの足音が、静かな住宅街に響き渡る。
「駐車場を出たら右ね、そして、まっすぐ」
 アンズがまた声をかける。ゆっくり歩いてね、と言われ、真由美は究極の羞恥にぶるぶるふるえ、気が遠くなりそうな心境で、住宅街の道を歩いていった。まるで雲の上を歩いているみたいな気がして、現実感がなくなりそうだ。
「いいわよ、その調子」
 アンズの声が聞こえる。ふと前を見ると、カメラを構えている坂ノ下が見えた。ファインダーをのぞいて顔が半分隠れているが、いつになく真剣な顔つきをしている。
(M子を撮ってくれてるのね……)
 真由美は、坂ノ下が構えているビデオカメラのレンズを見つめながら、ゆっくりと歩みを進めた。と、何か坂ノ下が合図を送った。
「そこでしゃがんで、膝を開いて、オマンコ見えるようにしてっ!」
 いきなりアンズが言う。えぇっ、と驚きながらも、真由美はゆっくりと、腰を落としていった。そして、カメラの奥の坂ノ下に見えるように両ヒザを開き、そのオマンコをさらけ出したのだ。もうそこはヌルヌルに濡れ、オマンコ汁が糸を引いている。前方で撮っていた坂ノ下が近寄ってきて、真由美の全裸を舐め回すように撮影すると中腰になり、そのヌルヌルのオマンコにカメラを向けた。
 坂ノ下は、片手でオーケーマークを出しながら、じっくりと真由美のオマンコを撮影していたが、やがてその場にしゃがみ込み、すっと、その手を真由美のオマンコに触れた。
「あっ、あふっん!?」
 野外の全裸姿でオマンコまで触られると思っていなかった真由美は驚き、声を上げた。坂ノ下はゆっくりと、真由美のオマンコを愛撫している。が、やがて立ち上がると、また真由美から距離をおいた前方で、撮影を始めた。
「さぁ、立って、また歩くのよっ」
 アンズが言う。
 はっ、はいっ!と真由美は声を上げ、跳ねるように立ち上がると、また、ゆっくりと歩き始めた。
「そうそう、あとはもう、このまままっすぐ行けばいいから」
 はい、と返事して、真由美はコツコツとハイヒールの音を響かせながら、住宅街を歩いていった。その時突然、ブーン、と音がして、前方から原付バイクが走ってきた。男が乗っている。とっさに真由美は、きゃっ、と悲鳴を上げてしゃがみこんだ。バイクの男は速度を落とし、驚いた顔をしたものの、そのまま行ってしまった。想定外の出来事過ぎて、対応する余裕がなかったのだろう。
「ふふふっ、オジサンに見られちゃいましたね。初めてのハプニングですっ」
 アンズは余裕そうに笑う。
 そしていくつかの道路を横切ると、そこに、乗って来たワンボックスカーが止まっている。イシイが運転して先回りしていたのだ。(終わったんだわ……)と思いながら、真由美は車の所に早足で歩いていく。アンズが後部座席のドアを開けてくれたので、真由美は車の中に入るなり、座席に倒れ込んでしまったのだった。

     3

「お疲れっす」
 運転席のイシイが声をかけた。車はすぐに発車する。
「どうでした?」
「もちろん、いい画(え)が撮れたよ」
 助手席に座った坂ノ下が、イシイと言葉を交わしている。見たかったなぁーオレも、奥さんがハダカで歩いてるところ、と言うイシイの言葉を聞いて、真由美はあらためて、(あぁ、やってしまったんだ……)と実感していた。身体の力が抜け、アンズがかけてくれたバスタオルを裸の身体に羽織ったまま、真由美はしばらく放心状態だった。窓の外の風景が流れていく。先ほどまでの緊張しきった空間とは、どこか別の世界のようだった。
「お疲れさまっ」
 隣に座っているアンズが声をかける。
「上出来でしたよ、M子さんのミダラな姿がバッチリ撮れましたっ!」
 アンズはちょっと天然なのか、ニコニコしながら言う。
「そ、そう……、良かった、です……」
 人妻露出マゾM子から、専業主婦の真由美へと、少しずつ意識が戻ってくる。ただ、火照った身体はなかなか冷めてくれない。オマンコもヌルヌルしている。そう感じた時、
「あっ、M子さん、これ使います?」
 と、アンズがボックスティッシュを差し出した。
「えっ……?」
「パンツ履く前に、オマンコ拭きたいでしょ?エッチな気分で濡れちゃってますもんね」
「は、はい……」
 年下の娘に何もかも見透かされたようなマゾの気分があらためて湧き起こりながら、真由美はもらったティッシュでオマンコの愛液をぬぐい、下着をつけた。そして、何とか服を着て、アンズに渡されたペットボトルのお茶を飲んだのだった。

戻る 続く

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