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人妻露出マゾ・真由美

第七章 女監督


     1

 それからしばらく経って、また、真由美の露出撮影が行われた。真由美はすっかり変態マゾに成長し、定期的に露出ビデオを撮影してもらうようになっていたのだ。車の中でアンズが言った。
「今日は私がカントクをつとめますから、よろしく」
 真由美は、は、はい……、と、もうマゾ女の気分でオマンコを濡らしながら答えた。
「女性ならではのイヤらしい撮影をしてもらいますから」
 坂ノ下もニヤニヤしながら言う。やがて、ワンボックスカーは、とある駅前に止まった。
 じゃあ、とりあえず電車に乗りましょう、とアンズが言い、なぜか今日は真由美も服を着たまま、一行は車を降りると、駅から電車に乗り込んだのだった。
「じゃあ、ここでハダカになりましょう、M子さん」
 電車の中でビデオカメラを回しながら、アンズが言う。
「ええっ、ここで、ですか!?」
 と、真由美はいちおう聞いてみたものの、すぐにマゾ女の顔になり、はい、分かりました……、と、衣服に手をかけた。
「今日も、とびっきりの変態マゾ女になりましょうね」
 とアンズに声をかけられながら、真由美は電車の中でさっそく全裸になってしまった。
 いやっ、あの人、ハダカになってる、などと女の人の高い声が聞こえると、真由美はみじめなマゾの気分で、全裸の身体をモジモジさせた。
「じゃあ、そのまま座ってオナニーしなさい!」
 と、アンズが命令すると、真由美は絶望的な気分で床に座り、それでもオマンコがよく見えるようにM字開脚のポーズになって、乳首とオマンコをイジりながらオナニーを始めた。
(こんな場所でオナニーしちゃうなんて……)
 と、真由美は頭の中が真っ白になりながら、自分の身体にイヤらしい刺激を与えていく。電車の振動に合わせるように、真由美は、あん、あぁっん、と声を上げながら、自分で高まっていった。そして、
「あぁんっ!もう、イっちゃいますー!」
 と叫びながら、電車内でさっそく最初の絶頂に達していたのだ。まわりの乗客たちが、冷ややかな目で、床に座った全裸の真由美を見ている……。
「イヤらしいマゾ女ですねぇ、M子さんは」
 アンズが笑いながら言う。
「じゃあ、皆さんに謝っていきましょうか」
「えっ……?」
「こんな所で全裸オナニーしちゃって、皆さんイヤがってますよっ。『電車の中で素っ裸でオナニーしてゴメンなさい』って謝らないと、M子さん!」
「はっ、はい……」
「四つんばいで歩きましょうか」
 ようやくアンズの命令を理解した真由美は、全裸でオマンコもグチョグチョのまま、犬のように四つんばいで歩き始めた。そして、シートに座っているお客さんの前まで歩いて行った。
「で、電車の中で、素っ裸でオナニーして、ゴ、ゴメンなさい……」
 座っている男性は、変態女の一部始終に唖然としていたが、
「い、いえ、こちらこそ……」
 と、戸惑ったように返答した。
 真由美はまた隣に移動し、お客さんに謝る。
「電車の中で、す、素っ裸でオナニーして、ゴ、ゴメンなさい……」
「イヤだわ、ホントに迷惑よっ!早く向こうに行ってちょうだいっ!」
 女性客が、顔をしかめながら言う。
 は、はい、とうなだれながら、真由美はまた、隣のお客さんに、全裸の四つんばいポーズで謝る。
「電車の中でっ、素っ裸でオナニーしちゃって、ホントにゴメンなさいっ」
 もう泣きそうになりながら、真由美は謝った。
「ホントにイヤラしいねぇ、奥さん。そんなことするから、オレも勃ってきちゃったよ」
 お客は中年男性だ。
「あっ、はいっ、ホントにゴメンなさい……」
「じゃあ、せっかくだから、ちょっとしゃぶってくれないかな?」
 男は、目の前で四つんばいになっている、全裸姿の真由美を見ながら言った。
「えっ、ここで、ですか……」
「そんなに変態なんだから、オチンポぐらい、どこでもしゃぶれるんじゃない?」
「もちろんですっ、オジサン。このコ、とってもマゾなんで全然大丈夫ですよっ」
 そばでビデオカメラを回しているアンズが、明るく声をかけた。
「さぁっ、M子さん、オチンポおしゃぶりしてあげましょうね」
 アンズに命令されると、真由美は変態マゾのスイッチが入った。
「わ、分かりました……。オチンポ、おしゃぶりいたしますわ」
 そう言って、真由美は目の前に座っている中年男性のベルトに手をかけゆるめると、ズボンの前を開けて、パンツをずらして男性のオチンポを引きずり出してしまった。そして、
「ご奉仕いたします……」
 と、潤んだ目で男性の顔を見上げながら、そのオチンポにゆっくりと舌をはわせ始めたのだった。そして、くちびるで優しくオチンポを包み込み、くわえて頭をゆっくりと上下に動かす。もうたくさんのオチンポをしゃぶってきた真由美のテクニックで、男はすぐに、おぉっ、上手いなっ、と、声を上げ始めた。真由美の口の中で、オチンポが膨らんで、どんどん固くなってくる。
「こっ、これは大変だ。ここでイっちゃってもいいのかい?」
 先ほどまでの態度とは打って変わって、男性は快楽に負けそうに顔をゆがめている。
「もちろんですよ、オジサン。たくさんお口の中に出しちゃっていいですから」
 アンズが笑いながら言う。
 やがて中年男性は、おおっ、イクっ、イクゾっ!と声を上げながら、真由美の口の中に、どろどろした精液を大量に発射してしまったのだ。真由美はそれを、ゴクリと飲みほしてしまった。そして、そのまままた、オチンポをフェラして綺麗にした。
「はあーっ、すごく良かったよ、奥さん」
「じゃあ、もう許してもらえますか?」
「もちろんだよ」
 真由美はその男に笑顔でお辞儀をすると、また隣の客の前まで、四つんばいのポーズで移動していった。次の客は、女子大生風の若い女の子だ。真由美はまた、その女の子の足もとにしゃがんで、女の子の顔を見上げながら、
「電車の中で……、素っ裸でオナニーして……、ホントにゴメンなさいっ」
 と謝った。
「ふーん、おばさんって、ホントに変態なんだ」
 若い女の子は、全裸の真由美を見て、軽蔑したように笑った。
「はっ、はいっ。もう、いろいろな恥ずかしいことをされて、変態露出狂の淫乱女になっちゃったんです……」
 と、真由美は涙目で答える。
「へぇー、じゃあ、私の足も舐められる?」
 と、突然その女の子は靴と靴下を脱ぐと、その素足の足先を、真由美の口もとに差し出した。
「もっ、もちろんですわっ」
 と、真由美はすっかりご奉仕マゾの気分で、その女の子の前にしゃがみこみ、その素足を両手で大事そうに持った。そして、口を開けて、女の子の足を丁寧にしゃぶり始めてしまったのだ。
「えっ、ホントに舐めてるよっ」
 女の子はさすがに驚いた様子で、真由美を見た。
「変態でゴメンなさいね」
 と、その場で立って見ていた坂ノ下が謝る。
「えっ、いえ……」
 と、逆に恥ずかしそうに、女の子は答えた。真由美はご主人さまにご奉仕するような気分で、その女の子の足の指を一本ずつ、丁寧に舐め上げていったのだった。
 やがて電車は駅に到着した。
「じゃあ、降りましょうか」
 とアンズが号令をかけ、一行はそろってホームに降りた。もちろん真由美は全裸のままだ。しかも、今日はハイヒールも履かせてもらえないらしい。言葉通りの一糸まとわぬ姿で、真由美はホームに立っているのだった。
 ホームにある大きなゴミ箱を見て、アンズが言った。
「そうだ、イシイさん。M子さんの服と靴、全部そこのゴミ箱に捨てちゃって下さい。ハンドバッグだけ残せばいいでしょ」
「えっ?」
 真由美の服と靴、それに、ハンドバッグを持っていたイシイが、驚いて聞き返す。
「持っててもジャマでしょ。今日はもう素っ裸で過ごしてもらうわけですし」
 真由美もビックリして、そ、それは……、と、坂ノ下の顔を見た。
「今日はアンズちゃんが監督ですから、皆んな従ってもらいますよ」
 坂ノ下がニヤニヤしながら言う。
「イシイくん、全部捨てちゃって下さい」
「えっ、いいんすか?」
 と言いながら、イシイは本当に、ホームのゴミ箱に真由美の服も靴もドサっと全部捨ててしまったのだ。真由美は絶望的な気分でそれを見ながら、それでもミジメなマゾ奴隷の気分を感じて、身体がますます熱くなってゆくのだった。
「じゃあ、次はどこに行きましょうかねー」
 と、アンズが楽しそうに周りを見回している。とりあえず改札を出ましょうと言って、一行はぞろぞろと駅前の改札を出たのだった。

     2

「今日は初めて奥さんの全裸歩行を見れて、最高っす」
 と、イシイが言う。今日のイシイは、アシスタント兼、カメラマンの係なのだが、もうズボンの中を大きくさせて、ニコニコしながら歩いている。じゃあ、ちょっと撮っていいですか?と、声をかけると、イシイは、真由美をその場で立ち止まらせた。
「駅前ヌード、って感じですかねぇ」
 と言いながら、イシイは嬉しそうに、全裸で立ちつくす真由美の真っ白い裸をカメラに収めていく。通行人が、ええっ、と驚いた声を上げながら、次々に通り過ぎていく。腰に手を当てて、次はバンサイのポーズ、じゃあ、今度は中腰で、などど、イシイは次々に色んなポーズを要求していく。真由美はすっかり変態女の気分でオマンコを濡らしながら、イシイの言葉に従って、その全裸を陽の光にさらしていった。
「どうです、M子さん。さすがに、もうハダカ、慣れちゃいました?」
 アンズが尋ねた。
「はっ、はい……。でも、まだやっぱり恥ずかしいです……」
「ふふふっ、そうですか。いいですよ奥さん。あんまり堂々としていても、面白い作品にはなりませんのでね」
 と、坂ノ下が笑いながら言う。一行は、全裸で歩く真由美をとりかこむように、街の通りをゆっくりと歩いて行ったが、アンズが言った。
「じゃあ次は、オマンコ丸見えポーズで抱っこしてもらいましょうか」
「えぇっ?」
「小さい女の子がオシッコする時に抱っこされる感じで。イシイくん、ちょっと抱っこしてあげて下さい」
 いいっすよ、と言いながら、イシイは真由美を抱きかかえ、オマンコ丸出しのM字ポーズにした。
「あぁっ、イヤっん……」
 と、真由美は顔を左右に振りながら恥じらっている。
「良かったですねぇ、M子さん。これで自分で歩かなくていいので楽ですよ」
 坂ノ下がイヤらしい口調で言う。
「そうだ、今日もオシッコしてもらいますから、これ飲んで下さい」と、アンズはミネラルウォーターのペットボトルのフタを開けると、抱っこされている真由美の口に、ミネラルウォーターを流し込んだ。
「あわっ、あふっ」
 と声を上げながら、真由美は何とかミネラルウォーターを飲みほしていく。
「ふふふっ、全部飲みなさいねっ」
 と笑いながら、アンズは真由美の口に、ミネラルウォーターを流し込んだのだった。そしてまた、真由美はオマンコ丸出しの恥ずかしいM字ポーズでイシイに抱きかかえられたまま、道をどんどん移動して行った。すると、ちょうど歩道橋に差しかかり、一行は歩道橋に上がることにした。そこでいったん、真由美は地面に下ろされた。
「じゃあ、全裸で歩道橋を上がるシーンを撮りましょうね」
 とアンズが言い、一行は、裸の真由美を歩かせながら、進んで行く。歩道橋を上がりきった所で、アンズが言った。
「じゃあ、今度は、M子さん一人だけで、向こうの階段まで行って、一回下まで降りてから、また戻ってきましょうか」
「えっ、はい……」
 そばに誰もいない全裸歩行は、また違った緊張感がある。真由美は、スタッフたちがこちらに向かって撮影する中、一人だけで、歩道橋の先まで、ゆっくりと歩いて行った。今日は裸足なので、またいつもと違い足音も立たない。本当に野生の動物のように、全く何も身につけていない真っ白いハダカをさらしながら、真由美は歩道橋の向こう側まで歩いて行った。そして、ゆっくりと、階段を下りはじめた。
(あぁっ、ホントに私って、変態女だわ……)
 と、みじめなマゾ女の気分を噛みしめながら、真由美は素足のままで、一歩一歩、階段を下りてゆく。
 と、急ぎ足で上ってきたサラリーマン風の男性が、全裸歩行する真由美の姿を見つけ、ぎょっとしたように脇によけると、階段を上がっていった。裸を見られる、そのことだけで、真由美はああっん、と声を上げ、またオマンコがグチョグチョに濡れてしまった。
 そして階段を下り切ると、また真由美はゆっくりと、もと来た道を戻ってきたのだった。
「ふふふっ、良くできましたよ、M子さん」
 スタッフの待っている所まで帰り着くと、アンズが言った。
「まったく一人で歩くと、ドキドキするでしょう」
 坂ノ下が言う。
「はい……、M子は、ますます、変態露出狂の、ドM女になっちゃいそうです……」
 そうですか、と、坂ノ下は嬉しそうだ。
「じゃあ、そろそろオシッコしてみましょうか」
 アンズが言うと、真由美は、はい、と、恥ずかしそうにうなずいたのだった。
「じゃあ、今日は、最初はさっきみたいにイシイくんに抱っこされて、オマンコ丸見えポーズでオシッコしてから、一回下ろしてもらい、そのままオシッコしながら歩きましょう」
「ええっ」
 アンズがイヤらしい事を指示した。
「映像に変化がないと、お客さんは楽しめませんよっ、M子さん」
「はっ、はい、分かりました……」
 真由美があきらめたように答える。
「じゃあ、歩道橋の向こうには坂ノ下さんに行ってもらいますから、まずここでオシッコしてから、立ち上がって坂ノ下さんの方まで行く感じにしましょう」
「はい、分かりました……」
 スタッフたちはそれぞれの持ち場についた。
「いいですか?M子さん、オシッコ出ます?」
 イシイに抱っこされ、M字開脚ポーズでオマンコ丸見えの真由美に、アンズが尋ねる。
「はっ、はい……。お願いします」
 真由美は答えた。そしてしばらくすると、真由美の股間から、ちょろちょろと、オシッコが流れ始めた。そして、少しずつ勢いを増し、噴水のように飛び出してくる。それは地面にバシャバシャと飛び散った。
「いい感じですよ、M子さん。じゃあイシイくん、M子さん下ろしてあげてっ。M子さんは下りたらそのまま歩くのよっ」
 イシイに地面に下された真由美は、オシッコをジョボジョボと漏らしながら立ち上がった。じゃあ、そのまま歩きましょう、とアンズに言われると、真由美はオシッコを出し続けたまま、一歩ずつ、坂ノ下がカメラを構える、歩道橋の反対側まで歩き始めたのだ。
「すごいなぁ、野外露出歩行放尿、ですかね」
 と、イシイが興奮したように言う。すごいなぁ、完全に変態だ、と言われると、真由美はオシッコしながらオマンコも濡れてくる。真由美が歩いていく後ろの地面には、オシッコの線ができている。真由美がオシッコをまき散らしながら歩いていると、歩道橋の向こう側から、買い物かごをさげた主婦が来て、きゃっと叫ぶと駆け足で真由美の横を通り過ぎた。
(あぁっ、私は変態女なんだ……)
 と、オシッコしながら歩く真由美は思った。やがて、坂ノ下の前まで来ると、坂ノ下は、じゃあ、そこで止まって、オシッコ出し切りましょう、と言った。
「はい……」
 と返事をして、真由美は両足を軽く開いたポーズのまま、立ち止まってオシッコを垂れ流していく。そしてようやく、その流れは収まっていった……。
「すごくいい放尿シーンが撮れましたよっ」
 と、アンズが嬉しそうに言った。そして一行は、歩道橋の下に降り、また道を歩き始めた。

     3

 全裸の真由美を囲んで、一行がしばらく歩いていると、とある婦人服専門店の店先を通りかかった。ちょうど新装開店したばかりらしく、店の前には花輪が立てられ、中年の女性店員が呼び込みをしている。
「ちょっ、ちょっと皆さん。この奥さま、どうしたの?素っ裸じゃない!?」
 女性店員は、全裸で歩く真由美を見て、目を丸くしている。
「そうなんですよ、ちょっと、トラブルで服をなくしちゃいまして」
 坂ノ下が、もっともらしい顔で言う。
「えぇっ!?ト、トラブル、ですか?」
 とにかく、奥さまに似合う服がいろいろありますから、お店の中をご覧になって、と、その女性店員は、一行を店の中に案内した。
(あぁ、やっと服を着せてもらえるんだわ……)
 と、真由美も何となくホッとした気分になる。
「ほら、とりあえずこのシャツでも羽織ってお待ちになって」
 中年女性は、全裸の真由美のために、かいがいしく色々な服を用意していく。やがて、下着はこれしかないわ、ゴメンなさいね、と笑いながら、イチゴ柄のパンティをはかせた。大きな姿見に、真由美の姿が映っている。パンティとシャツはとりあえず身につけたものの、その豊満なオッパイは丸出しで、依然として淫らな姿だ。
「奥さまはスタイルもいいですし、やっぱりキチンと服を着ないとね」
 女性店員はニコニコしながら、坂ノ下たちに話しかける。
「すみませんけど……」
 アンズが言った。
「実は、トラブルじゃ、ないんです。この奥さま、外をハダカで歩くのが好きで、服を着せても、すぐ自分から脱いじゃうんですよ」
「えぇっ?」
「だから、珍しいんで皆んなで撮影しながら歩いてたんです。ほらっ、ビデオカメラもあるでしょ?」
「そ、そうなんですの?」
 と、女性店員は驚いて、あらためて坂ノ下たちを見た。確かに、全裸の真由美以外はみんな、ビデオカメラやカメラを手にしている。
「な、なるほど……。珍しい、奥さまね……」
 女性店員は、言葉を失っている。
「だから、せっかく着せてもらったんですが、すぐ脱いじゃいますよ、ねっ」
 と、坂ノ下が笑いながら真由美に言った。そう言われるとまた変態マゾ女の気持ちが高ぶってくる真由美は、は、はい、と小さく返事をすると、シャツやパンティーをまた、その場で脱ぎ始めてしまったのだ。そして、驚く女性店員の目の前で、また元どおりの素っ裸になってしまった。
「こういうわけですので、どうも済みません」
 坂ノ下が謝ると、女性店員がなかば引きながら、い、いえ、と答えた。
「ほらっ、M子さん、迷惑だからもう出ましょう」
 とアンズに言われ、真由美はみじめなマゾの気分を味わいながら、ふたたび素っ裸で店の外に出てしまったのだった。
「じゃあ、今日はもう解散にします、お疲れさまっ」
 アンズが言った。まゆみさんは一人で帰って下さいね、と、続けてアンズは言う。
「そうですよ、まゆみさん、今日はそのまま、全裸で帰ってもらいますから」
 坂ノ下もイヤらしい顔で言う。
「これ、まゆみさんのバッグですよね、これだけ持って、一人で帰って下さい。私たちはタクシーで帰りますから」
 アンズにハンドバッグを手渡されると、真由美はマゾ奴隷の気分で、はい、とうなずいたのだった。
 道端でイシイが手を上げると、一台のタクシーが止まった。スタッフたち3人がタクシーに乗り込むのを、全裸の真由美は呆然と見ている。そして、タクシーの中からカメラを構えるスタッフたちに見送られながら、真由美は何も身につけずに素っ裸のまま、ハンドバッグだけを持ち、本当にその場に取り残されたのだった……。

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