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「はあぁっ…」
あきらめたように、ミサキはがっくりと肩を落とした。股間からほとばしる液体は、洗面器にたまって渦を巻いている。うつむいて、髪で顔を隠しながら、ミサキは考えられないほどの羞恥に耐えた。
人前で、裸のままで、洗面器に排泄する…、こんなことが、現実に起こっているのだろうか?そう問いかける間にも、激しく襲う痛みとともに、それは容赦なく噴き出し続けた。
そのうちに、ぶぶっ、ぶぶぶっと音を立て、こんどは固形物が排泄された。それは洗面器の底を打ち、しぶきが周囲に飛び散っていく。あたりには、おぞましいミサキの臭いがただよい始めた。顔をゆがめ、ああっ、ああっと泣きじゃくりながら、ミサキは全てをさらけ出し、どこまでも堕ちていった。
「ふふっ、たくさん出てるね」
ミサキの様子を見ながら、辱めるように真理子が声をかける。どこかに消えてしまいたい、そう思いながら、ミサキは涙を流し続けた。ミサキの意志とはうらはらに、ゆるんだ尿道からは、じょぼじょぼとオシッコが流れ出てゆく。普通の女の子ではとうてい経験できないこの出来事に、ミサキはもう、何も考えることができなかった…。
激しいミサキの排泄が、ようやくおさまった。涙と鼻水にまみれたミサキの顔には、髪の毛が乱れて貼りついている。放心しきったミサキの股間から、真理子はそっと、洗面器を引き出した。
「もう終わったのよ、ミサキちゃん」
真理子はミサキの汚れをテッシュで拭くと、まだ嗚咽が止まらないミサキを、そこにゆっくり座らせた。そして、洗面器を手早くトイレに片づけてから、タオルを濡らして、ミサキの顔をきれいにぬぐった。
真っ赤に充血したミサキの目をみつめ、真理子が優しく話しかける。
「よくがんばったわね、ミサキちゃん。とっても、辛かったでしょう…」
真理子はミサキの頭をなでると、そのまま顔を引き寄せて、ミサキの身体を抱きしめた。
「とってもイイ子だったわ、ミサキちゃん。ミサキちゃんは、先生の言いつけを守れる、かしこいメス犬よ…」
「先生…、私…、汚いもの見せてごめんなさい…」
声をつまらせ、けなげに謝るミサキに、真理子はますますミサキがいとおしくなる。
(あんなにひどいことをしたのに、この子ったら…)
まだ身体を震わせるミサキの唇に、真理子は強く口づけた。
「んんっ」
鼻をすすらせながら、ミサキが甘えた声を出す。熱くほてった身体をあずけるミサキを、真理子はそのまま押し倒していた。
この子になら、どんないやらしいことでもできそう、そう考えると、真理子の気持ちは激しく高ぶっていたのだった。
つづく
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